流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2018年11月第2週
成人では、溶連菌感染症が少し報告されています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。朝晩冷え込んできたため、感冒で受診される方が増えてきました。
小児科では、感染性胃腸炎、喘息発作、溶連菌感染症などが報告されています。手足口病も先週と同程度みられます。
皮膚科では、特に流行っている皮膚疾患はありません。乾燥により皮膚の痒みを訴え受診される方が多くみられます。
アレルギー性鼻炎は横ばいです。
アレルギー性結膜炎は、先週に比べ減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
インフルエンザの報告は少ないですが、各地で散見されるようになりました。ワクチンの予防接種は、抗体ができるまで約2~3週間かかりますので、接種を希望される方は流行前にかかりつけ医に相談して下さい。感染予防のためうがい、手洗いは大事ですので続けてください。
2018年10月第5週
成人では、溶連菌感染症や手足口病がわずかに報告されています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。その他、目立った報告はありません。
小児では、乳幼児の間で手足口病が、幼児から小学生の間で感染性胃腸炎が流行っており、喘息発作も多くみられます。
特に流行っている皮膚疾患はありません。乾燥で受診される方が徐々に増えてきました。
アレルギー性鼻炎の報告は少し増えました。
アレルギー性結膜炎も先週に比べ増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。
高齢者の方への一部公費負担金のインフルエンザワクチンの予防接種が10月15日から始まりました。接種後、効果が出るまでには時間がかかります。高齢者以外の方も接種を考えられている方は、流行前に早めにかかりつけ医に相談しましょう。
2018年10月第4週
内科では溶連菌感染症やマイコプラズマ感染症がわずかに報告されています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。その他目立った報告はありません。
小児科では喘息発作が目立ちます。感染性胃腸炎も引き続き流行っています。
皮膚科では伝染性紅斑(りんご病)で受診する幼児、小児が散見されます。
眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と比べ減少しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。
耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は横ばいです。インフルエンザA型の報告がありました。
2018年10月第3週
成人では溶連菌感染症やマイコプラズマ感染症がわずかに報告されています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。
小児では喘息発作が増えています。感染性胃腸炎や手足口病、溶連菌感染症もみられます。
特に流行っている皮膚疾患はありません。気候がよくなり外出が増えたせいか、毛虫皮膚炎が多くみられます。
アレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ変わりありません。
アレルギー性結膜炎は、先週に比べ急増しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。
急に朝夕の気温が低くなってきました。季節の変わり目や寒暖差が大きくなると喘息発作が増加する傾向があります。上着を活用するなど体温調節に気を付けましょう。
2018年10月第2週
朝夕冷え込むようになり、天候も不安定なためか、気管支喘息の発作を起こす人が増えています。秋は一年の中で最も喘息発作が起こりやすい季節です。喘息の人は症状が軽いからと放っておかず、治療を受けるようにしましょう。
成人、小児ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が引き続きみられます。小児ではRSウイルス感染症や溶連菌感染症も多くはありませんがみられます。
皮膚の乾燥が目立つようになってきました。かゆみのため引っ掻くと、伝染性膿痂疹(とびひ)になったり皮膚炎がひどくなったりします。保湿剤などでスキンケアをしてください。
秋の花粉やほこりなどによるアレルギー性鼻炎が増加しています。鼻づまりは夜の睡眠の妨げになります。治療を受けて良質な睡眠がとれるようにしましょう。
2018年10月第1週
内科では溶連菌感染症の報告がわずかにあり、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、喘息発作の報告は横ばいです。
小児科では感染性胃腸炎、手足口病、RSウイルス感染症がみられ、喘息発作が目立つようになってきていますが、インフルエンザA型は減少してきたようです。
皮膚科では特に流行している疾患はありません。
耳鼻科ではアレルギー性鼻炎の報告が倍近くになり、その他の報告はありません。
眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度の流行で、アデノウイルス結膜炎(はやり目)はありません。
朝夕が少し冷え込むようになり寒暖の差が大きい時期で、体温の調節が難しく夏バテがあったりすると、かぜを引くなどして体調をくずしやすいのでお気をつけください。
2018年9月第5週
成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告が少しあります。インフルエンザA型の報告がわずかにありました。
小児では、感染性胃腸炎と手足口病、RSウイルス感染症が流行っています。喘息発作も増えてきました。インフルエンザA型も微増しており、注意が必要です。
皮膚科では、特に流行っている皮膚疾患はありません。
耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎の報告は横ばいです。他の疾患は特にありません。
アレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
暑さのピークを越え、やや過ごしやすくなりましたが、季節の変わり目には朝夕の気温の変化が激しい日も多く、体調を崩しやすい季節です。薄手の上着を活用するなど体温調節に気を付け健康管理を心掛けましょう。
2018年9月第4週
内科では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が少し増加していますが、喘息発作の報告はわずかです。
小児科は、依然として手足口病、感染性胃腸炎、RSウィルス感染症が多くみられます。インフルエンザA型が流行している学校もあるようで注意が必要です。
皮膚科では特に流行っている皮膚疾患はありません。伝染性紅斑(りんご病)で受診される方が少しみられます。
眼科ではアレルギー性結膜炎は、先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。
耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は、先週に比べ激減しました。その他、特にありません。
2018年9月第3週
成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が少し増加していますが、喘息発作の報告はわずかです。
小児では引き続き手足口病が見られます。感染性胃腸炎、RSウイルス感染症も報告があります。
アレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ増えました。
アレルギー性結膜炎は少し減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
伝染性膿痂疹(とびひ)や虫刺されなどの夏の皮膚疾患も減ってきました。全体としては比較的感染症が少なくなる時期です。まだ暑い日もありますが、朝夕は少し涼しくなり日中の温度差が大きくなってきました。夏休みも終わり新学期が始まり集団生活が多くなりますので、規則正しい生活で体のリズムを整え、気温の変化に注意しながら手洗いやうがいなどで感染予防に努めましょう。
2018年9月第2週
内科では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告が少しある程度で、特に流行っている疾患はありません。
小児科では手足口病や感染性胃腸炎がみられますが、流行もやや下火になってきているようです。RSウイルスの気管支炎はまだ乳幼児を中心に多くみられます。
皮膚科では虫刺されや汗疹(あせも)、伝染性膿痂疹(とびひ)など、夏の皮膚疾患がまだみられます。
アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎はそれほど多くはありません。
このところ朝晩幾分涼しくなり、少し過ごしやすくなってきましたが、日中はまだまだ残暑が厳しい日が続いています。熱中症には今しばらく注意が必要です。また、朝晩涼しくなってくると、体調を崩しやすいものです。十分気を付けてお過ごしください。