流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2022年6月第4週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいですが、喘息発作は若干増加しています。小児科では、感染性胃腸炎と喘息発作はやや増加、RSウイルス感染症も報告されています。皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎は減っています。眼科では、アレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 新型コロナウイルス感染症の愛媛および全国での新規感染者数は減少傾向となってきています。ただ依然として気が抜けない状況ではあります。副反応が少ないといわれている新たなワクチン(ノババックス製)も登場していますので、ワクチン追加接種(3回目)がまだの方はぜひ接種をご検討ください。

2022年6月22日

2022年6月第3週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が若干増加しています。喘息発作は横ばいです。小児科では感染性胃腸炎と喘息発作は横ばいです。咽頭結膜熱(プール熱)が増加しています。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。梅の収穫で毛虫皮膚炎が発生しています。眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎は減っています。
 厚生労働省が屋外などの一定の状況ではマスク着用を不要とする考え方を5月20日に示しましたが、なかなか屋外脱マスクは進んでいない状況です。屋外で距離を確保出来ない場合はマスク着用を推奨していますが、会話をする場合でも目安として2m以上相手と距離が確保できる、会話をほとんど行わない散歩やランニング、徒歩や自転車通勤通学などの場合はマスクの必要はないとしています。熱中症のリスクも高まる時期になってきましたので、状況に応じた対応をしましょう。

2022年6月15日

2022年6月第2週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)と喘息発作は横ばいです。その他の報告はありません。小児では感染性胃腸炎と喘息発作はやや増加し、咽頭結膜熱(プール熱)とRSウイルス感染症が少数報告されています。流行っている皮膚疾患はありませんが、毛虫皮膚炎が散見されています。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎(イネ科花粉)が増えています。眼科ではアレルギー性結膜炎が少し増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 新型コロナウイルス感染症の愛媛での新規感染者数はGW明けの増加傾向は継続せず、減少傾向が続いています。年代別では30代以下が7割近くを占める一方で、3回目のワクチン接種が進んでいる50代以上は少ない傾向です。ワクチン接種は既に4回目接種が始まっています。ご自身が接種対象となっているか各自治体のホームページなどでご確認の上、接種をご検討ください。

2022年6月8日

2022年6月第1週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)と喘息発作が若干増加しています。小児では感染性胃腸炎と喘息発作は横ばいです。RSウイルス感染症、咽頭結膜熱(プール熱)が少数報告されています。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎は3週連続して横ばいの状態です。眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。特に流行っている皮膚疾患はありません。
 夏日となる日が増えてきました。通勤のバスや電車などでは引き続きマスクの着用が勧められていますが、屋外で2メートル以上の距離があり会話がなければマスクは不要との政府見解が出されました。状況に合わせたマスクのつけ外しや水分補給などで熱中症を予防しましょう。また60歳以上と18~59歳で持病などにより重症化リスクが高い人を対象とした新型コロナワクチンの4回目接種が始まりました。ご自身が接種対象となっているか、各自治体のホームページなどでご確認の上、接種をご検討ください。

2022年6月1日

2022年5月第4週

 内科では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、喘息発作が報告されています。小児科でも感染性胃腸炎と喘息発作が主に見られますがRSウイルス感染症も少数報告されています。皮膚科では特に流行っている疾患はありません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎は減少してきました。眼科ではアレルギー性結膜炎が増加していますがアデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 新型コロナウイルス感染症の診察や健康観察に携わっていると、乳幼児など低年齢のお子さんの感染から、家族全員が感染するケースが多く見られます。同居家族が新型コロナウイルス感染症に罹患した場合、家庭内で隔離する、限られた人間が世話をする等、乳幼児に感染させないようにしましょう。

2022年5月25日

2022年5月第3週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいですが、喘息発作は減少しています。その他の報告はありません。小児科では、感染性胃腸炎は横ばいです。喘息発作も見られますが多くはありません。皮膚科では、流行っている疾患はありません。耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎は減っています。眼科では、アレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 全国的に新型コロナウイルスの流行パターンが、オミクロン株BA.1からBA.2へと置き換わり、愛媛県でも徐々に減少傾向にあった感染者数が再度増えつつあります。今年のゴールデンウイークは行動制限がなかったため、久しぶりに各地の観光地は大勢の人手でにぎわったようですが、油断せず、引き続き3密を避け、体調の悪い方は早めに医療機関にご相談ください。

2022年5月18日

2022年5月第2週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。その他の報告はありません。小児科では感染性胃腸炎、喘息発作ともにやや増加しています。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。家族内発症が見られます。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎は横ばいです。

 ゴールデンウィークなど、人の移動が活発になる時期がありました。今後も外出する場合は、今一度自分の体調を見直し、発熱や倦怠感があった場合は軽度であっても外出を取り止め、医療機関の受診を検討しましょう。一人一人の行動が私たちの日常を守る事につながります。引き続き、密閉、密集、密接など3密を避けるよう心掛けましょう。

2022年5月11日

2022年4月第5週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。小児では感染性胃腸炎と喘息発作が見られます。また流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)も少数報告されています。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎は先週より減少して。花粉症の季節もあと1.2週間で終わりそうです。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。特に流行っている皮膚疾患はありません。
 現在、新型コロナウイルスに対するワクチン追加接種が進んでいます。専門家組織の会合に提出されたデータで見ると70代の方の重症化率はワクチン未接種では3.83%、2回以下では1.94%でしたが、3回接種では0.95%であり追加接種の有効性が確認されてきています。重症化リスクがある方はワクチンの接種を検討してください。

2022年4月27日

2022年4月第4週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいですが喘息発作は減少しています。小児では感染性胃腸炎と喘息発作は横ばいです。咽頭結膜熱(プール熱)、RSウイルス感染症が少数報告されています。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎(ヒノキ花粉)は増加しピークを迎えているようです。眼科ではアレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。特に流行っている皮膚疾患はありません。
 新型コロナウイルス感染症では感染力が強いとされるオミクロン株BA2株に加え、わが国で初めての新変異株XE株も確認されました。愛媛県では1日の感染患者数の最多記録の更新が続きました。レジャーや帰省など人の移動の増加が予想されるゴールデンウイークを控え、さらなる感染拡大に対する警戒が必要です。小児を対象とした接種が始まり3回目の追加接種も行われています。お住いの自治体にご相談ください。

2022年4月20日

2022年4月第3週

 成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作が増加しています。小児では、感染性胃腸炎、喘息発作が少数見られています。RSウイルス感染症の報告も見られました。皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻科では、先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は増加しています。眼科では、アレルギー性結膜炎は先週と同程度です。スギ花粉の飛散は少なくなっていますが、ヒノキ花粉は最盛期です。花粉症のある方はもうしばらく花粉対策を行いましょう。
 愛媛県では新型コロナウイルス感染症の感染者数は下げ止まりの印象です。全年代で報告がありますが、特に10歳未満、10歳代、20歳代とその親世代である30歳代、40歳代、50歳代が目立っています。新学期も始まり、これらの年代はさらに感染者が増えると予想されます。マスク着用、手指消毒や密を避けるといった基本的な感染対策を継続しましょう。

2022年4月13日