流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2022年11月第2週
★ 内科
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は増加しています。その他の報告はありません。
★ 小児科
感染性胃腸炎と喘息発作は横ばいです。手足口病の報告が増えています。
★ 皮膚科
流行っている皮膚疾患はありません。
★ 耳鼻咽喉科
アレルギー性鼻炎が増えています。
★ 眼科
アレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
2022年11月第1週
★ 内科
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は増加しています。その他の報告はありません。
★ 小児科
感染性胃腸炎と喘息発作は横ばいです。手足口病の報告が増えています。ヒトメタニューモウイルス感染症も見られます。
★ 皮膚科
流行っている皮膚疾患はありません。
★ 耳鼻咽喉科
アレルギー性鼻炎は横ばいです。
★ 眼科
アレルギー性結膜炎は少し増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
2022年10月第5週
成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。小児では感染性胃腸炎は減少していますが、喘息発作は増加しています。手足口病、ヒトメタニューモウイルス感染症も報告されています。特に流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科アレルギー性鼻炎は横ばいです。眼科ではアレルギー性結膜炎は同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
10月15日から高齢者を対象とした一部公費負担の季節性インフルエンザの予防接種が始まりました。ワクチンを接種してから効果がでるまでに数週間はかかるとされています。現時点では新型コロナウイルス感染は比較的落ち着いていますが、今後同時流行も懸念されています。早めの接種をご検討ください。本コーナーは次回より一部体裁が変更となりますが、松山市医師会は引き続き定点観測に基づいた流行性疾患の動向など最新の情報をお伝えしてまいります。皆様の健康管理、維持にご活用いただければ幸いです。
2022年10月第4週
運動会や学園祭の準備に忙しく、半袖から長袖へと衣替えする季節となりました。気候が夏から秋へと移り変わるこの時期、多くなるのが気管支喘息です。朝に、ゼイゼイ、コンコンと痰の絡んだ咳で目覚め、息苦しくて食欲もなく、病院を受診される子供さんが目立ちます。これは気管支喘息の発作です。肺の中に必要な酸素を取り入れ、その酸素を利用した結果作られる二酸化炭素をはき出す、気管支という空気の通り道が細くなったり、その中に分泌される痰の量や粘りけが増すことで、息を吐くときの空気抵抗が大きくなり起こる症状です。治療は気管支拡張薬の吸入や服用、必要ならば抗アレルギー薬やステロイド薬の投与も行います。また気管支喘息では、呼吸が早く回数も増えるため、気管支の中が乾燥し痰が粘稠になるのを防ぐよう、水分をいつもより多くとることも重要です。
2022年10月第3週
成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は若干増加しています。水痘(みずぼうそう)の報告がありました。小児では、感染性胃腸炎は横ばい、喘息発作はやや増加しています。手足口病、RSウイルス感染症も報告されています。皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻科では、アレルギー性鼻炎の報告が増えています。眼科では、アレルギー性結膜炎が増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
新型コロナウイルス感染症の第7波は落ち着いてきている状況になってきました。この冬は、海外との往来も増え、ここ2シーズン流行のなかったインフルエンザの流行懸念があります。コロナ感染症もいずれ第8波が来ることが予測されています。現在できる対応としては、ワクチン接種での重症化予防、人混みを避ける行動およびマスク着用・手洗いなどの基本的感染対策があげられます。気温差の大きい時候でもあり、体調管理にご留意ください。
2022年10月第2週
内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は若干減少しています。小児科では感染性胃腸炎、喘息発作はやや増加しています。手足口病、RSウイルス感染症、ヒトメタニューモウイルスも報告されています。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎は減少しています。
今冬、新型コロナウイルスとの同時流行が懸念されている季節性インフルエンザですが、インフルエンザワクチンは今までの新型コロナワクチンはもちろん、2022年9月20日から開始されたオミクロン株対応2価ワクチンとも同時接種が可能です。既にインフルエンザワクチンの予約を開始している医療機関もあります。早目にかかりつけ医に相談し、接種を検討しましょう。
2022年9月第5週
成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は多少減少していますが喘息発作は増加しています。小児では感染性胃腸炎は減少、喘息発作は横ばいです。手足口病、RSウイルス感染症も少数報告されています。流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎は横ばいです。眼科ではアレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
新型コロナウイルス感染者数は少し落ち着いた印象がありますが、秋から冬にかけては、インフルエンザとの「同時流行」が懸念されています。ここ2年間は、それほど感染者がいなかったインフルエンザですが、南半球のオーストラリアでの感染状況がその年の冬の日本の状況とよく似てくると言われています。そのオーストラリアでは今年5月からインフルエンザ感染が急拡大しました。「同時流行」に備えて、間もなく始まるインフルエンザワクチンの接種を検討しましょう。
2022年9月第4週
成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)はやや減少していますが、喘息発作は増加しています。小児では感染性胃腸炎は減少、喘息発作は横ばいです。手足口病、RSウイルス感染症が少数報告されています。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎は横ばいです。眼科ではアレルギー性結膜炎が増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。皮膚科では特に流行っている疾患はありません。
全国的に新型コロナウイルス感染者数は減少傾向が見られ、シルバーウイーク後半はイベントや旅行、レジャーなどで人と接する機会が増えると思われます。食欲の秋でもありますが、引き続き飲食に伴う感染拡大の予防に努めましょう。特にバーベキューなどは屋外であっても油断は禁物です。また、調理の際は食材を良く加熱するなど感染性胃腸炎にも気を付けましょう。
2022年9月第3週
内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいですが、喘息発作は減少しています。その他の報告はありません。小児科では感染性胃腸炎と喘息発作は横ばいです。RSウイルス感染症はやや増加しています。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎は減少しています。
愛媛県では細菌性食中毒注意報が9月1日から10日まで発表されていました。高温多湿の気象条件が続き食中毒の危険がまだまだ続く時期です。食中毒予防の3原則は、①清潔(細菌をつけない):台所は常に清潔に。②迅速・低温保存(細菌を増やさない):調理は手際良く、調理した食品は早く食べ、長時間室温放置しない。③加熱(細菌をやっつける):加熱して食べる食品は中心部まで十分に火を通す事です。新型コロナウイルス感染症とともに食中毒にも気を付けましょう。
2022年9月第2週
内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。その他の報告はありません。小児科では、感染性胃腸炎と喘息発作は減少、RSウイルス感染症は、まだ入院を要するような例もありますが、感染者は減少しています。手足口病はやや増加、またインフルエンザA型の報告がありました。皮膚科では、流行している皮膚疾患はありません。アレルギー性鼻炎は横ばいですが、アレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は、流行していません。
新型コロナウイルスの新規感染者数は減少傾向にありますが、新学期開始に伴って、再度感染拡大が起こる可能性があります。家庭では子供の体調管理に気をつけて、発熱などの症状がある場合は、登校を見合わせましょう。9月も暑い日が続きますが、エアコンを使用しながらの換気、場面に応じた正しいマスクの着用、こまめな手洗いなどの感染対策を継続しましょう。