流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2022年4月第3週

 成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作が増加しています。小児では、感染性胃腸炎、喘息発作が少数見られています。RSウイルス感染症の報告も見られました。皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻科では、先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は増加しています。眼科では、アレルギー性結膜炎は先週と同程度です。スギ花粉の飛散は少なくなっていますが、ヒノキ花粉は最盛期です。花粉症のある方はもうしばらく花粉対策を行いましょう。
 愛媛県では新型コロナウイルス感染症の感染者数は下げ止まりの印象です。全年代で報告がありますが、特に10歳未満、10歳代、20歳代とその親世代である30歳代、40歳代、50歳代が目立っています。新学期も始まり、これらの年代はさらに感染者が増えると予想されます。マスク着用、手指消毒や密を避けるといった基本的な感染対策を継続しましょう。

2022年4月13日

2022年4月第2週

 成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)がわずかに増加していますが、喘息発作は横ばいです。溶連菌感染症の報告がありました。小児では、感染性胃腸炎は横ばい、喘息発作は減少気味です。皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻科では、先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は減っています。眼科では、アレルギー性結膜炎は同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。全国的にまん延防止等重点措置が解除され、愛媛県でも高齢者のワクチン接種が進んだこともあり、新型コロナウイルス感染症への警戒レベルは感染警戒期に引き下げられました。ただし現在も新規感染者数は高いレベルで報告されており、新年度を迎え、人の移動や集まる機会が増えますが、マスク着用、手指消毒や密を避けるといった基本的な感染対策の継続をお願いします。

2022年4月6日

2022年3月第5週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。その他の報告はありません。小児科では感染性胃腸炎の他にRSウイルス感染症も報告されています。喘息発作も見られます。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。耳鼻咽喉科では先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は減っています。
 春休みに入り、気候の良い日も多くなってきます。歓送迎会やお花見の時期ですが、例え屋外での活動でも、大声での会話、長時間の食事は新型コロナウイルス感染症のリスクが高くなります。長時間大人数での食事会は控え、屋外でも食事以外はマスクを正しく着用するなど感染対策を引き続き心掛けましょう。

2022年3月30日

2022年3月第4週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は若干減少していますが、喘息発作は横ばいです。その他の報告はありません。小児科では、幼児~小学校低学年で感染性胃腸炎が増えています。喘息発作は横ばいです。皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では、先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は増加しています。眼科では、アレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。新型コロナ感染症については愛媛県内の感染者数は非常に高い水準で推移しています。年度替わりを迎え、更なる感染リスクの高まりが懸念されます。県外往来があった方や学生さんの帰県後1週間は、ご本人やご家族の方も体調管理に充分注意し、少しでも体調不調の場合は、速やかに医療機関へ連絡のうえ、受診をお願いします。新型コロナワクチンの追加接種につきましても引き続き、あらかじめ必要な準備物等を確認され、スムーズな接種にご協力を宜しくお願いします。

2022年3月23日

2022年3月第3週

 成人や小児では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、喘息発作の報告は横ばいの状態です。この時期特有の強風による花粉、黄砂などの影響もあり、耳鼻科ではアレルギー性鼻炎、眼科ではアレルギー性結膜炎が増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告もありました。皮膚科では特に流行っている疾患はありません。暖かくなってきましたが1日の寒暖差が大きい日が続いています。乾燥にも注意が必要です。適宜、暖房器具や加湿器などを活用して生活環境を整えましょう。新型コロナウイルス感染症では、5-11歳までの小児を対象としたワクチン接種や3回目の追加接種の前倒しも行われていますが、依然として感染者数は下げ止まっています。進学や就職など新年度、新生活を迎える時期ですが、歓送迎会などの飲食を伴い混雑が予想される催しや転居に伴う移動などについては、各自治体の基準に従って細心の注意を払い感染拡大予防に努めましょう。

2022年3月16日

2022年3月第2週

 成人、小児ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が引き続き見られますが、やや減少しています。新型コロナウイルス感染症は高止まりの状態です。第5波までに比べ、10歳未満や10代の患者さんが急増しています。多くは家庭内感染ですが、一部感染経路の不明な人も見られます。3月に入り5歳から11歳の小児へのワクチン接種が始まりました。小児では感染しても比較的症状の軽い人が多いのですが、一部は重症化することもあります。特に基礎疾患を持っている人は重症化しやすいことが知られていますので、ワクチン接種することを強くお勧めします。それ以外の健康な人は、家族でメリット、デメリットについて十分話し合って決めて下さい。気温が上昇するに伴いスギ花粉の飛散が増加してきました。今年は昨年よりも飛散数は少ないと予想されていますが、花粉症の人は症状がひどくなる前に治療を開始してください。またマスク着用や外出後の手洗いなどは、新型コロナウイルス感染症のみならず花粉症の予防にも有効です。

2022年3月9日

2022年3月第1週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が若干減少していますが、喘息発作は横ばいです。その他の報告はありません。小児科では、感染性胃腸炎、喘息発作は横ばいです。咽頭結膜熱(プール熱)も報告されています。皮膚科では、流行している皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では、先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は減りました。眼科では、アレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
 県内の新型コロナウイルス感染者数は、高止まりの状況が続いています。3回目のコロナワクチン接種に加えて、引き続き感染回避行動の徹底をお願いします。また、もうすぐスギ花粉症のシーズンが始まります。新型コロナ(オミクロン株)感染と花粉症は、鼻水・くしゃみ・倦怠感などの症状が似ており、区別が難しい場合がありますので、スギ花粉症の方には早めの治療開始をお勧めします。

2022年3月2日

2022年2月第4週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。小児科では感染性胃腸炎はやや増加、喘息発作は減少傾向です。咽頭結膜熱(プール熱)も報告されています。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は増えています。耳鼻咽喉科では先週に比べアレルギー性鼻炎は増えました。
 新型コロナウイルスのオミクロン株では、子どもと高齢者の感染が多くなっています。感染の場は家庭や職場など多様化し、一部の方は重症化しています。コロナワクチン3回目接種に加えて、とくに会話時の適切なマスク着用、消毒、手洗い、換気、密を避けるといった基本的な対策を徹底しましょう。

2022年2月23日

2022年2月第3週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。その他の報告はありません。小児科では、感染性胃腸炎は増加、喘息発作は横ばいです。皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。凍瘡(しもやけ)は例年よりも多いようです。耳鼻咽喉科では、先週に比べアレルギー性鼻炎はやや増加しています。眼科では、アレルギー性結膜炎は増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。
 新型コロナウイルス感染症のオミクロン株については感染拡大の速度が非常に速く、新規感染者が増加しております。引き続き不織布マスク等を正しく着用する、人との距離を十分にとる、換気を充分に行うなど、基本的な感染対策を徹底しましょう。体調不良時は外出や移動を控え検査対応可能な医療機関へ受診するようご協力をお願いします。また、3回目ワクチン接種の接種対象の方は、事前の準備物等を再確認して各会場でのスムーズなワクチン接種にご協力お願いします。

2022年2月16日

2022年2月第2週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。小児では感染性胃腸炎はやや増加、喘息発作は横ばいです。流行っている皮膚疾患はありませんが、凍瘡(しもやけ)が多発しています。耳鼻咽喉科では先週に比べアレルギー性鼻炎は増加しています。眼科ではアレルギー性結膜炎は少し減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は増えています。
 新型コロナウイルス感染対策では、陽性になられた方の療養期間や同居家族(濃厚接触者)の自宅待機期間、保健所の業務内容などが状況にあわせて刻々と変化しています。厚生労働省や自治体のホームページを参考に常に新しい情報を収集し、不測の事態に備えましょう。また、多くの自治体で高齢者の3回目のワクチン追加接種が始まっています。新型コロナウイルスに新しい治療薬の使用が開始されましたが、予防は治療に勝ると言われます。早めの接種をご検討下さい。

2022年2月9日