流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2012年7月第3週

 成人では、気管支喘息や、感染性胃腸炎は横ばいです。異型性肺炎の報告がわずかにありますが、その他に流行している疾患はないようです。
 小児では、溶連菌感染症が増加しています。水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、ヘルパンギーナは先週と同程度です。インフルエンザの報告は、ありませんでした。
 皮膚疾患では、伝染性紅斑(りんご病)が増えてきているようです。虫や汗、紫外線による夏の皮膚病も増えてきています。暑い日の外出の際にはタオル等をお持ちになり、汗をこまめに拭く様心掛けて下さい。虫さされにも気を付けて下さい。
 花粉症による結膜炎や鼻炎は、減少しています。流行性結膜炎は、流行っていません。
 梅雨とその間には真夏を思わせる暑い日が、続いています。程度な水分摂取を心がけ、紫外線対策にも、お気を付け下さい。

2012年7月30日

2012年7月第2週

 インフルエンザはほぼ終息状態になり、報告はごくわずかです。
 成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は横ばいです。異型肺炎の報告がわずかですがありました。
 小児では、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)などの夏かぜや溶連菌感染症は前週と同程度の報告がありました。水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、突発性発疹症は減少傾向にあります。
 皮ふ科では、特別な皮ふ感染症はありませんが、伝染性紅斑(りんご病)が少しずつみられます。
 雨の日が多いせいか花粉症は減少しています。流行性結膜炎の報告はありませんでした。
 気温、湿度の高い日が続きます。食中毒を起こさぬよう、食品の管理には十分ご注意ください。

2012年7月30日

2012年7月第1週

 成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎は減少し、異型肺炎の報告がありました。インフルエンザの報告はありませんでした。小児では、まだ、インフルエンザがみられ、ヘルパンギーナ、プール熱などの夏かぜが増えています。
 雨の日が多いせいか、花粉症(鼻炎、結膜炎)は減少傾向です。流行性結膜炎はみられていませんが、毛虫や蚊、ダニなど虫による被害が増えています。小・ 中学校では、プールが始まりました。のどのはれや目の充血がある場合には、早めに検査を受けましょう。梅雨に入り、湿度の高い季節になりました。カビの発 生や食中毒に注意しましょう。

2012年7月1日

2012年6月第5週

 インフルエンザは、ほぼ終息しました。
 小児の感染性の病気では、溶連菌感染症、感染性胃腸炎、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、水痘(みずぼうそう)、伝染性紅斑(りんご病)などが、みられます。いずれも多くありません。ヘルパンギーナ、プール熱などの夏かぜが増えてきました。
 現在流行している皮膚感染症はありません。日照時間が長く、紫外線がつよい季節となりましたので、ひやけに注意してください。
 花粉症(鼻炎、結膜炎)は減少傾向です。流行性結膜炎(はやり目)もすこし見られます。
 気温が上がってきますと熱中症に注意してください。気温が高い昼間は、はげしい運動はさけ、こまめに水分や塩分をとるなど予防につとめてください。

2012年6月25日

2012年6月第4週

 成人では、引き続きインフルエンザの報告はありません。気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいで、溶連菌感染症の報告がありました。
 小児では、インフルエンザは減少していますが、まだA型の報告がありました。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告が増加しており、溶連菌感染症、水痘(水ぼうそう)、感染性胃腸炎はやや減少しました。
 現在流行している皮膚感染症はありませんが、やはり毛虫などの害虫による皮膚炎が急に増えてきました。
 花粉症(鼻炎)は減少傾向にありますが、耳鼻咽喉科でもヘルパンギーナ、流行性耳下腺炎の報告が少数ありました。
 結膜炎は先週と同程度で横ばいです。また流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 梅雨に入りましたが、これからは晴れた日の気温は高くなりやすく、熱中症にはご注意下さい。

2012年6月18日

2012年6月第3週

 成人では、インフルエンザ様疾患の報告は無くなりました。増加していた気管支喘息は横ばいになり、異型肺炎の報告がありました。
 小児では、インフルエンザ様疾患は、先週と同程度ありました。溶連菌感染症が倍増しています。感染症胃腸炎(おう吐下痢症)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)はやや減少しています。
 現在流行している皮膚感染症はありませんが、暖かくなり、毛虫などの虫も増加してきました。それに伴い、皮膚トラブルの被害が少しずつ増えてきています、レジャー等で外出される際にはお気を付け下さい。
 花粉症(鼻炎)は横ばいで、依然続いています。
 結膜炎は先週に比べ増加しています。学校では、プールも始まる時期となりますのでご注意下さい。流行性結膜炎は流行っていません。日中は、ずいぶん暑くなってきました。外出の際には紫外線対策も含め、体調にお気を付け下さい 。

2012年6月18日

2012年6月第2週

 インフルエンザは報告数としては少ないですが、前週に比べ少し増えました。小児に多いようです。
 成人では、気管支ぜんそくが若干増加しています。丹毒(たんどく)の報告がありました。
 小児では、引き続き水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)がやや増加しています。感染性胃腸炎(おう吐下痢症)が著しく増加しました。ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)などの夏かぜも発生し始めています。伝染性紅斑(りんご病)も徐々に増加しています。溶連菌感染症は横ばいです。
 皮ふ科では、現在流行している皮ふ感染症はありません。
 花粉症は横ばいです。イネ科雑草の花粉によるものが多いと思われます。
 温度変化の大きい日が続いています。体調を崩さぬようお気をつけ下さい。

2012年6月14日

2012年5月第5週(6

 インフルエンザの報告は徐々に減少しています。
 小児では、溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)がやや増加しましたが多くはありません。
 花粉症は、先週と同程度に多くみられています。
 皮膚科では、毛虫皮膚炎や、虫さされ、汗による湿疹の悪化で受診される方が増えてきています。学校、幼稚園、保育園では、6月からプールがはじまるところも多いと思います。これから夏にかけて、水いぼ、とびひ、中耳炎になる方が増えてきますのでご注意ください。また、紫外線対策も忘れないようにしましょう。

2012年5月27日

2012年5月第4週

 インフルエンザはB型が散発的に見られる程度になってきました。感染性胃腸炎も引き続き見られますが、減少しています。
 その他、溶連菌感染症や伝染性紅斑(リンゴ病)、水痘(水ぼうそう)、アデノウイルス感染症、マイコプラズマ肺炎など様々な感染症が見られますが、いずれも少数で流行している疾患はありません。
 朝夕の温度差が大きいためか、気管支ぜんそくの発作を起こす方が見られます。ひどくなる前に治療を受けてください。
 イネ科の花粉症が増えてきました。これから初夏にかけてしばらく続きますので、ご注意ください。
 5月は紫外線が思った以上に強い季節です。それに伴い紫外線による皮膚のトラブルも増えてきますので、日焼け止めや帽子など紫外線対策を行うようにしましょう。

2012年5月20日

2012年4月第5週(5

 インフルエンザは成人では減少しているようですが、小児では地域によってはやや増加のところもあり、引き続き注意が必要です。
 小児では、感染性胃腸炎(おう吐下痢症)はやや減少していますが、溶連菌感染症や喘息が少し増加しています。水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は横ばいです。伝染性紅斑(りんご病)がやや増加しています。
 成人では気管支喘息は、横ばいです。
 今週も特に流行している皮膚感染症はありません。
 流行性結膜炎(はやり目)は流行していません。
 花粉症は次第に減少しています。スギに続きヒノキ花粉の飛散も減っているようです。マツ、コナラなどの樹木の花粉、イネ科の雑草の花粉が飛んでいるようです。引き続き、外出時の花粉症対策にご注意ください。

2012年4月29日