流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2012年2月第3週

 インフルエンザの報告は、まだ多いものの減少傾向です。
成人では、感染性胃腸炎(おう吐下痢症)や気管支喘息も、若干減少しています。溶連菌感染症の報告もありました。
小児では、感染性胃腸炎(おう吐下痢症)も横ばいになりました。咽頭結膜炎の報告がありました。
今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。気温が下がったため、凍瘡の患者さんが多く来院されています。
花粉症は、結膜炎は、先週と比べ少し増加していますが、鼻炎は横ばいです。スギ花粉は本格的には飛んでいないようです。
流行性結膜炎(はやり目)は流行していません。
インフルエンザも、やっとピークを過ぎたようですが、警報が引き続きでていますので、手洗い・うがい・マスクなどで予防するように心がけてください。なお、発熱などの症状がある場合には、早めに医療機関を受診してください。

2012年2月15日

2012年2月第2週

 インフルエンザは増加傾向にあり、警報が引き続き出されています。これからまだ数週間は流行が続くと思われます。手洗い、うがい、マスクなどで予防し、発熱等の症状があれば早めに医療機関を受診してください。
 感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は成人、小児ともに増加しています。
 成人では、気管支ぜんそくが若干増加しています。
 小児では、溶連菌感染症が増加しています。伝染性紅斑(りんご病)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は横ばい、水痘(みずぼうそう)は減少しています。
 皮膚科では、流行している皮膚感染症はありません。
 眼科では、流行性結膜炎(はやり目)が増加しています。
 花粉症は横ばいです。
 今年に入って寒い日が続いていますので、スギ花粉が飛び始める時期が去年に比べ遅くなると思われます。花粉の飛ぶ量も去年に比べ少ないといわれていますが、毎年鼻や目に症状が出てお悩みの方は早めの治療(初期療法)をおすすめします。

2012年2月8日

2012年1月第5週(2

 インフルエンザは小児、成人ともに急増し、流行期に入りました。今後のインフルエンザ情報にご注意ください。外出時はマスクを着用し人ごみを避け、帰宅後は手洗いやうがいで予防を心がけましょう。体調がおかしいときは早めに病院を受診し、罹ってしまった場合も感染を広げないよう、医師の指示通りに自宅療養をしてください。
 小児では感染性胃腸炎、伝染性紅斑(りんご病)が増加しています。溶連菌感染症も散見されます。
 気管支喘息はやや減少していますが、引き続き見られます。
 空気の乾燥による肌のトラブルが増えています。加湿器の使用や入浴後の保湿を心がけてください。凍瘡(しもやけ)も増えています。
 花粉症は横ばいですが、眼の症状を訴える人は増えています。流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。

2012年1月29日

2012年1月第4週

 インフルエンザは流行期に突入しました。インフルエンザA型がほぼ100%ですが、ごくまれにB型も見られています。乳幼児から成人まで広い年齢層で増加中です。
 小児では溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の患者さんが少数みられます。
 鼻炎や結膜炎などが主症状の花粉症は、寒い日がつづいているせいか増加していません。
 空気中の湿度が低いため皮膚の乾燥やかゆみのつよい方が増えています。
 感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は先週と同じくらい発生しています。
 赤ちゃんの嘔吐下痢症の病原体であるロタウイルスの予防接種がこの冬からできるようになっています。生後6週から24週までのあいだに1ヶ月以上あけて2回のむタイプのワクチンです。費用は公費による補助はなく自己負担です。希望される方はかかりつけ医にお問い合わせください。

2012年1月22日