流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2020年6月第1週
外出自粛や臨時休校の効果で、すべての感染症は流行っていません。内科・小児科領域ではわずかに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や咽頭結膜熱(プール熱)が報告されていますが、先週と同程度です。喘息は先週に比べて増加しています。アレルギー性鼻炎は先週と同程度でしたが、アレルギー性結膜炎は減少しています。皮膚科領域では特に流行っているものはありません。今週から学校が完全再開されました。それに伴い、感染症も少しずつ増えてくると考えられますが、新型コロナ対策としてのマスク着用や手洗いをしっかり行っていけば、あらゆる感染症の流行を抑えることができます。引き続き新型コロナ対策をしっかり行っていきましょう。季節は初夏に変わり、日差しも日に日に強くなってきています。例年この時期には熱中症が増加します。今年は自宅で過ごす時間が長くなり、暑熱馴化が不十分だといわれています。水分をしっかりとるなど、熱中症対策もしっかり行いましょう。それとともに、戸外での適度な運動なども行い体を徐々に暑さに馴らしていきましょう。
2020年5月第5週
内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は少し減少しています。喘息発作は横ばいです。溶連菌感染症の報告がわずかにありました。小児科では、感染性胃腸炎がわずかに報告されていますが、全般的にウイルス性感染症、細菌性感染症は流行っていません。皮膚科では、伝染性膿痂疹(とびひ)や虫刺されが増えています。耳鼻科では、アレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ減りましたが、眼科では、アレルギー性結膜炎は少し増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。緊急事態宣言が解除されても、油断するといつクラスターが発生するかもしれません。新型コロナウイルス感染症を拡げないために私たちのできることは、これまでと同様、日常生活においてこまめな手洗いを心掛け、三密(密接、密閉、密集)を避けることが大事です。また、発熱、咳などの風邪症状のある方は、いきなり医療機関を受診せず、まずは保健所の帰国者・接触者相談センターまたはかかりつけ医に電話で相談してから受診するようにして下さい。
2020年5月第4週
内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は少し減少しています。喘息発作は横ばいで報告はわずかです。小児科では感染性胃腸炎と喘息発作がわずかに見られます。ウイルス感染症、細菌感染症とも低調に推移しています。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありませんが虫刺されが増えてきました。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は、先週に比べやや減りました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今まで以上に3つの密を避け、うつらないよう自己防衛(こまめな手洗いや定期的な換気、十分な栄養と休養で健康管理)、うつさないよう周りに配慮(体調不良の時は自宅療養、他人と接するときは距離をとる)、県外の外出自粛(都道府県をまたいだ移動の自粛)を心掛けましょう。
2020年5月第3週
内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は少し増加していますが、喘息発作は少し減少しています。小児科では、小・中・高の休校に加え、幼稚園も半数以上登園していない状況のため、ほとんど疾患は見られず、感染性胃腸炎がちらほら見られる程度です。喘息発作は増加傾向です。皮膚科では現在、流行している疾患はありません。耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ減少しています。眼科では、アレルギー性結膜炎は先週と同じ程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行していません。引き続き新型コロナウイルス感染予防のため、日頃から手洗いと咳エチケット、換気を行い、人混みを避け、密接場面を避けるようにしましょう。その一方で孤独を防ぎ電話などで人との交流を適切にとることも心身の健康のために大切です。また規則正しい生活とバランスの良い食事を摂り、自宅などで適度な運動を行い健康の維持に努めましょう。
2020年4月第5週
成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は少し減少していますが、喘息発作は少し増加しています。それ以外の報告はありませんでした。小児では感染性胃腸炎、溶連菌感染症がわずかに見られます。喘息発作はやや増えています。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は、先週に比べやや減りました。眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
ゴールデンウィークが近づいています。レジャーには最適の季節ですが、ご存じの通り感染拡大予防の正念場です。松山市医師会のホームページに会長からの緊急メッセージが掲載され改めて感染予防を呼び掛けています。海、山、川など例え屋外といえども人が集まるところは感染拡大の危険が高まります。不要不急の移動、3密を控えるなど一人一人の心がけが重要です。
2020年4月第4週
成人、小児ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症が引き続き見られますが、多くはありません。一般の感染症は全体的に少数です。スギやヒノキによる花粉症(アレルギー性鼻炎・結膜炎)はピークを過ぎ減少しています。新型コロナウイルス感染症が県内でも増加しています。感染力が強く、半数は軽症ですが重症例も多く、死亡率は数%とインフルエンザ等に比べてかなり高率です。爆発的な感染拡大を起こさないため、自分自身を、そして大切な人を守るために各々自覚を持って行動しましょう。今最も大切なことは、こまめな手洗いや換気を心掛け、三密を避けること。体調不良の時はまず自宅で療養し、良くならない時はかかりつけ医もしくは帰国者・接触者相談センターに電話で相談すること。不要不急の外出を控え、できるだけ自宅で過ごすことです。
2020年4月第3週
内科ではインフルエンザの報告はほぼなく、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は少し減少し、喘息発作は横ばいです。溶連菌感染症がわずかに報告されています。
小児科では感染性胃腸炎、溶連菌感染症、喘息発作が見られますが、あまり多くはありません。
皮膚科では流行している皮膚疾患はありません。
耳鼻科ではアレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ減少しています。
眼科ではアレルギー性結膜炎は減少していて、アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行していません。
緊急事態宣言が出されましたが、愛媛県でも新型コロナウイルスの感染者数が増加しています。換気をこまめに行い、ていねいな手洗い、マスクの着用と咳エチケットの励行をお願いします。さらに密閉、密集、密接の三つの密に気をつけて避けるように行動変容を心がけて下さい。一人一人が気をつけて、感染の拡大を防ぎましょう。
2020年4月第2週
内科では、インフルエンザA型及びB型の報告はありません。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は少し増加し、喘息発作は横ばいです。溶連菌感染症がわずかに報告されています。
小児科では感染性胃腸炎、溶連菌感染症が流行っています。喘息発作も目立ちます。
皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。
眼科ではアレルギー性結膜炎は増加しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎は先週に比べ少し増加しました。インフルエンザA型、B型の報告は見られません。
4月は進学就職転勤など新生活を迎える人も多いと思います。愛媛県内にも新型コロナウイルス感染症患者数の報告がありますので、換気の悪い密閉空間・多数が集まる密集場所・間近で会話や発声をする密接場面など3つの密を避けて、一人一人が落ち着いて行動しましょう。
2020年4月第1週
内科では、インフルエンザA型、B型の報告はありませんでした。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減少していますが、喘息発作は横ばいです。
小児科では、インフルエンザはほぼ終息しています。感染性胃腸炎は減少していますが、喘息発作は少し増えています。
皮膚科では、流行している疾患は特にありません。
耳鼻咽喉科では、アレルギー性鼻炎は先週に比べ減っています。インフルエンザA型、B型の報告は見られませんでした。
眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行していません。
現在のところ日本国内の新型コロナウイルスは、流行地域と非流行地域があります。国内での人の移動もあるため、引き続き対策として充分な休息と睡眠をとり、人混みを避け、換気に努め、適切な手洗い・うがい等を行い、一人一人落ち着いた行動をとり、社会全体で収束できるように心がけましょう。
2020年3月第4週
成人ではインフルエンザA型及びB型の報告はありません。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作は横ばいです。
小児ではインフルエンザはA型、B型ともかなり減少しました。感染性胃腸炎、ヒトメタニューモウイルス感染症、溶連菌感染症が流行っています。
特に流行っている皮膚疾患はありません。
耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎は先週に比べ減りました。インフルエンザA型、B型の報告がわずかに見られます。
眼科ではアレルギー性結膜炎が減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
先日、愛媛県で3例目の新型コロナウイルス感染が報告されました。直近で海外渡航歴があり、発熱や咳などの症状がある場合は帰国者・接触者相談センターへ、健康状態に不安がある等の場合は愛媛県・松山市合同による相談窓口へ相談しましょう。