流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2015年6月第3週
成人では、溶連菌感染症の報告がありました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息は横ばいです。
小児では、引き続き感染性胃腸炎が増加しました。溶連菌感染症はやや増加、他の疾患は先週と同程度でした。
インフルエンザほとんど無くなりましたが、B型の報告が東地区に少数あります。
特に流行している皮膚感染症はありませんが、紫外線による皮膚炎や虫による被害が増えています。
花粉症(鼻炎)は減少していますが、花粉症(結膜炎)は増加しています。学校でプールの授業が始まるので、これまで受診していなかった結膜炎の小中学生が多数受診されたためではないかと思われます。学校の検診で用紙をもらってまだ受診していない方は、プールの前に受診しておきましょう。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
梅雨に入り、気温や湿度の高い日が続いています。食中毒も発生しやすいので、気をつけましょう。
2015年6月第2週
小児でヘルパンギーナ、溶連菌感染症がやや減少していますが、手足口病、咽頭結膜熱(プール熱)は先週と同程度にみられ、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加しています。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)もわずかに報告されています。
成人の感染性胃腸炎と気管支喘息は横ばいです。
インフルエンザは成人、小児ともにごく少数の報告が続いています。
特に流行している皮膚感染症はありませんが、紫外線が強くなっているため薬剤性光線過敏症や多形日光疹などの皮膚炎が急増しています。虫刺されも増加しており、外出時には紫外線、虫よけ対策が必要です。
花粉症(結膜炎)は先週と同程度ですが、花粉症(鼻炎)は増加しています。流行性結膜炎(はやり目)はまだ報告されていません。
2015年6月第1週
小児で、手足口病、ヘルパンギーナなど、夏に流行する疾患の報告が増加してきました。
感染性腸炎(嘔吐下痢症)、気管支喘息、溶蓮菌感染症は多くはありませんが、同程度にみられています。異型肺炎、百日咳の報告がありました。
インフルエンザは、B型が、東・西地区で報告されています。また、東地区でA型の報告がありました。
花粉症(鼻炎)の報告数は先週と同程度ですが、花粉症(結膜炎)の報告数が増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
皮膚疾患では、毛虫皮膚炎や虫刺され、紫外線による夏のトラブルが増えてきました。汗による皮膚症状の悪化で受診されるかたも徐々に増えてきています。紫外線、虫除け対策をして外出しましょう。
2015年5月第5週
小児では、ヘルパンギーナや手足口病のような夏カゼがみられはじめました。溶連菌感染症や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は多くはありませんが、ひきつづきみられています。胃腸炎の便は、水様の便や粘液をともなう血便などさまざまであり、いろんなタイプの病原体が原因となっていると思われます。
インフルエンザは、小児、成人ともにごく少数みられます。B型が大部分ですが、わずかにA型もあります。
気管支喘息、花粉症(鼻炎・結膜炎)などアレルギー性疾患は、とくに増加する傾向はありませんが、ひきつづきみられています。
2015年5月第4週
成人では、インフルエンザは減少していますが報告はあります。気管支喘息や花粉症の報告は同じ程度で、溶連菌感染症や異型肺炎が散見されています。
小児では、先週に比べて、インフルエンザを含め、感染症は減少していますが溶連菌感染症が微増しています。
いきなり日が強くなり、紫外線による皮膚炎が増えてきました。
花粉症(鼻炎)は先週に比べやや減少していますが、まだ高い水準が続いています。花粉症(結膜炎)は、少し増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
不安定な天気が続いています、温度変化に注意しましょう。また、紫外線対策を行い、脱水症にも注意しましょう。
2015年4月第5週
成人では、溶連菌感染症が散見され、インフルエンザはさらに減少してきました。小児は新学期が始まり、僅かに感染症が増える傾向があり、インフルエンザと溶連菌感染症が微増しました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)はやや減少しました。
スギ花粉の飛散は終了したようですが、ヒノキなどの花粉の飛散が続いており、花粉症(鼻炎)がかなり増えました。結膜炎症状を訴える方も増えています。
日中は20℃を超え、暖かい日が多いですが、夜はまだ寒く、感冒症状を訴える方がやや増えているようです。寝冷えに気を付けるなど、寒暖差の対策をしましょう。
2015年4月第4週
成人・小児ともインフルエンザはさらに減少してきましたが、そのほとんどはインフルエンザB型です。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)はやや増加し、溶連菌感染症が散見されますが、全体的に感染症は減少しています。
皮膚疾患では、花粉や乾燥で、顔のかゆみを訴える患者さんがみられますが、特に流行している皮膚感染症はありません。
花粉症は、依然高い水準です。スギ花粉のピークは過ぎたものの、鼻炎は先週よりやや増加しています。結膜炎症状を訴える方は減少しています。流行性結膜炎は、はやっていません。
行楽シーズンが近づいてきました。紫外線の強い時期ですので、帽子や服装、日焼け止めなどでしっかり紫外線対策をしましょう。
2015年4月第3週
天候不順やかぜの影響により、気管支ぜんそくの発作を起こす方が少し増えています。
一方インフルエンザはかなり減少し、B型が散発的に見られる程度になってきました。ただ新学期が始まりましたので、もうしばらくは注意が必要です。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や小児の溶連菌感染症も引き続き見られますが、減少しつつあります。
スギの花粉症(鼻炎、結膜炎)はピークを過ぎ、徐々に減少してきました。しかしヒノキの花粉の飛散はもうしばらく続きますので、治療は続けましょう。
紫外線による皮膚のトラブルが増えてきました。この時期は思った以上に紫外線が強いので、紫外線対策をしてください。
4月になり、学校や職場で新しい環境に緊張している人も多いと思います。体調を崩さぬように、バランスのとれた食事や睡眠を十分取るようにしましょう。
2015年4月第2週
成人、小児とも先週に比べ気管支喘息の報告がやや増加しています。インフルエンザは少なくなっていますが、まだ地域によってはインフルエンザB型を中心に流行っているところもあり、引き続き注意が必要です。
小児では他の疾患は感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)を含め先週より減少しました。
花粉症(鼻炎)がやや増加していますが、花粉症(結膜炎)は先週に比べ減少しています。スギ花粉の時期は過ぎ、ヒノキによる花粉が4月下旬頃まで続きますので、外出時には花粉対策にご注意ください。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
今週も寒暖の差が激しい日が続きますので、体調管理には十分気を付けましょう。
2015年4月第1週
成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は先週と同じく多い状態が続いています。
小児では、感染性胃腸炎は減少し、溶連菌感染症がやや増加しました。インフルエンザは減少していますが、まだインフルエンザB型が多くみられているようです。
特に流行している皮膚感染症はありませんが、伝染性紅斑(りんご病)の報告がありました。
花粉症(鼻炎)は減少傾向、花粉症(結膜炎)も先週に比べ減少していますが、多い状態が続いています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
桜が咲き始め、4月から新生活を迎える人も多くいると思います。寒暖差の激しい時期ですので、体調管理に気を付けましょう。