流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2015年7月第2週

成人では、わずかですがインフルエンザの報告があり、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。
小児では、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)、感染性胃腸炎が増加しています。溶連菌感染症も引き続き見られていますが、やや減少しているようです。

皮膚疾患では、紫外線による皮膚トラブルやあせも、とびひ、虫刺されなどの夏の病気が増えています。また、伝染性紅斑(リンゴ病)で受診される方が散見されます。伝染性紅斑は、小児が中心ですが、成人でもみられます。関東で流行していますので、今後の動向に注意が必要です。
花粉症(鼻炎、結膜炎)は多くありません。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。

小・中学校では、プールが始まる季節となりました。水いぼやとびひ、中耳炎、結膜炎などが増えてきますので、症状があれば早めに受診しましょう。

2015年7月8日

2015年7月第1週

天候不順のためか、かぜをひいたり体調を崩す方が増えています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は例年に比べ多発しています。小児、成人ともに見られますが、小児では乳幼児から学童まで広い年齢層で流行しています。多くの方は数日で回復しますが、脱水症で点滴を要する例もありますので、ご注意ください。溶連菌感染症も引き続き見られ、小児ではヘルパンギーナが急増してきました。また咽頭結膜熱(プール熱)が流行っている園も一部あります。

皮膚疾患では、紫外線による皮膚トラブルやあせも、とびひなどの夏の病気が増えています。
花粉症(鼻炎、結膜炎)は多くありません。

梅雨の高温多湿の環境では、食中毒や熱中症が起こりやすく、また体力が落ちると感染症に罹りやすくなります。暴飲暴食を避け、バランスのとれた食事と十分な睡眠をとり、本格的な夏に備えてください。

2015年7月1日

2015年6月第4週

成人ではインフルエンザの報告はなくなりました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)と溶連菌感染症の報告が若干増加しています。
小児でもインフルエンザの報告はありませんでした。感染性胃腸炎と溶連菌感染症が増加しました。気管支ぜんそく、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)はやや増加、他の疾患は先週と同程度でした。

今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。
花粉症は鼻炎、結膜炎ともに減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。

湿度と気温の高い日がこれからも続きますので、カビの発生や食中毒に注意しましょう。また、気温の急な上昇に体が慣れていないこの時期は、熱中症になりやすいので、体調管理に十分お気を付けください。

2015年6月24日

2015年6月第3週

成人では、溶連菌感染症の報告がありました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息は横ばいです。
小児では、引き続き感染性胃腸炎が増加しました。溶連菌感染症はやや増加、他の疾患は先週と同程度でした。
インフルエンザほとんど無くなりましたが、B型の報告が東地区に少数あります。

特に流行している皮膚感染症はありませんが、紫外線による皮膚炎や虫による被害が増えています。
花粉症(鼻炎)は減少していますが、花粉症(結膜炎)は増加しています。学校でプールの授業が始まるので、これまで受診していなかった結膜炎の小中学生が多数受診されたためではないかと思われます。学校の検診で用紙をもらってまだ受診していない方は、プールの前に受診しておきましょう。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。

梅雨に入り、気温や湿度の高い日が続いています。食中毒も発生しやすいので、気をつけましょう。

2015年6月17日

2015年6月第2週

小児でヘルパンギーナ、溶連菌感染症がやや減少していますが、手足口病、咽頭結膜熱(プール熱)は先週と同程度にみられ、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加しています。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)もわずかに報告されています。
成人の感染性胃腸炎と気管支喘息は横ばいです。
インフルエンザは成人、小児ともにごく少数の報告が続いています。

特に流行している皮膚感染症はありませんが、紫外線が強くなっているため薬剤性光線過敏症や多形日光疹などの皮膚炎が急増しています。虫刺されも増加しており、外出時には紫外線、虫よけ対策が必要です。
花粉症(結膜炎)は先週と同程度ですが、花粉症(鼻炎)は増加しています。流行性結膜炎(はやり目)はまだ報告されていません。

2015年6月10日

2015年6月第1週

小児で、手足口病、ヘルパンギーナなど、夏に流行する疾患の報告が増加してきました。
感染性腸炎(嘔吐下痢症)、気管支喘息、溶蓮菌感染症は多くはありませんが、同程度にみられています。異型肺炎、百日咳の報告がありました。
インフルエンザは、B型が、東・西地区で報告されています。また、東地区でA型の報告がありました。

花粉症(鼻炎)の報告数は先週と同程度ですが、花粉症(結膜炎)の報告数が増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。

皮膚疾患では、毛虫皮膚炎や虫刺され、紫外線による夏のトラブルが増えてきました。汗による皮膚症状の悪化で受診されるかたも徐々に増えてきています。紫外線、虫除け対策をして外出しましょう。

2015年6月3日

2015年5月第5週

小児では、ヘルパンギーナや手足口病のような夏カゼがみられはじめました。溶連菌感染症や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は多くはありませんが、ひきつづきみられています。胃腸炎の便は、水様の便や粘液をともなう血便などさまざまであり、いろんなタイプの病原体が原因となっていると思われます。
インフルエンザは、小児、成人ともにごく少数みられます。B型が大部分ですが、わずかにA型もあります。
気管支喘息、花粉症(鼻炎・結膜炎)などアレルギー性疾患は、とくに増加する傾向はありませんが、ひきつづきみられています。

2015年5月27日

2015年5月第4週

成人では、インフルエンザは減少していますが報告はあります。気管支喘息や花粉症の報告は同じ程度で、溶連菌感染症や異型肺炎が散見されています。
小児では、先週に比べて、インフルエンザを含め、感染症は減少していますが溶連菌感染症が微増しています。

いきなり日が強くなり、紫外線による皮膚炎が増えてきました。
花粉症(鼻炎)は先週に比べやや減少していますが、まだ高い水準が続いています。花粉症(結膜炎)は、少し増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。

不安定な天気が続いています、温度変化に注意しましょう。また、紫外線対策を行い、脱水症にも注意しましょう。

2015年5月20日

2015年4月第5週

成人では、溶連菌感染症が散見され、インフルエンザはさらに減少してきました。小児は新学期が始まり、僅かに感染症が増える傾向があり、インフルエンザと溶連菌感染症が微増しました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)はやや減少しました。

スギ花粉の飛散は終了したようですが、ヒノキなどの花粉の飛散が続いており、花粉症(鼻炎)がかなり増えました。結膜炎症状を訴える方も増えています。

日中は20℃を超え、暖かい日が多いですが、夜はまだ寒く、感冒症状を訴える方がやや増えているようです。寝冷えに気を付けるなど、寒暖差の対策をしましょう。

2015年4月30日

2015年4月第4週

成人・小児ともインフルエンザはさらに減少してきましたが、そのほとんどはインフルエンザB型です。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)はやや増加し、溶連菌感染症が散見されますが、全体的に感染症は減少しています。

皮膚疾患では、花粉や乾燥で、顔のかゆみを訴える患者さんがみられますが、特に流行している皮膚感染症はありません。
花粉症は、依然高い水準です。スギ花粉のピークは過ぎたものの、鼻炎は先週よりやや増加しています。結膜炎症状を訴える方は減少しています。流行性結膜炎は、はやっていません。

行楽シーズンが近づいてきました。紫外線の強い時期ですので、帽子や服装、日焼け止めなどでしっかり紫外線対策をしましょう。

2015年4月22日