流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2015年9月第1週
成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息は横ばいです。僅かに溶連菌感染症の報告がありましたが、この他目立った感染症の報告はありません。
小児では、感染症は減少傾向ですが、手足口病は先週と同程度で、やや流行していると思われます。異型肺炎の報告がありました。
花粉症(鼻炎)は横ばい、花粉症(結膜炎)は先週に比べ減少しています。また、流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
夜間、朝方の気温は、少しずつ下がってきましたが、まだまだ日中は暑い日々が続いています。夏休みも終わり、新学期が始まります。体調管理に気を付け、元気に過ごしましょう。
2015年8月第5週
成人では、気管支喘息、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいで、そのほか目立った感染症の報告はありません。
小児では、溶連菌感染症と水痘(みずぼうそう)がわずかに増加しました。
手足口病が少し増加し依然高い値でみられました。ヘルパンギーナは前回より減少し、夏休み前に比べると約半数になっています。これらの夏かぜは、治った後も1~4週間は便の中にウイルスが排泄され、また、感染しても発病せずにウイルスを排泄することも考えられることから、日頃の手洗いが大切です。
花粉症(鼻炎)はわずかに減少していますが、花粉症(結膜炎)は少し増加しています。
流行性の耳鼻科的疾患・眼科的疾患の報告はありません。
お盆休みに体調をくずし、かぜ症状を訴える方が増えているようです。こまめな水分補給と充分な睡眠を心がけてください。
2015年8月第3週
小児では、先週にひきつづいて、ヘルパンギーナや手足口病などの夏かぜがみられます。手足口病はいったん減少していましたが再び増加しています。今年の手足口病は、殿部、四肢に紅斑、水疱がたくさん出る方が多いようです。
成人では、気管支喘息、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減少していますが、全体としては横ばいです。
溶連菌感染症、咽頭結膜熱(プール熱)、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、多くはありません。
紫外線皮膚炎、虫さされや、汗によるトラブルなどの皮膚疾患が多くみられます。
花粉症(鼻炎、結膜炎)などのアレルギー性疾患は多くありません。
夏休み、お盆休みで出かける機会の多い時期です。適度な休憩と水分・塩分補給をこころがけ、熱中症には十分気をつけましょう。
2015年8月第2週
小児では、先週にひきつづいて、ヘルパンギーナや手足口病などの夏かぜが流行中ですが、発生は次第に減少しつつあります。溶連菌感染症、咽頭結膜熱(プール熱)、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は、発生していますが多くはありません。
成人では、気管支喘息は横ばいですが、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減少しています。
とびひ、あせも、ひやけ等、夏に多い皮膚疾患が増加しています。
花粉症(鼻炎、結膜炎)などのアレルギー性疾患は多くありません。
気温が高い日が続きます。昼間の暑い時間帯は、なるべく外出をひかえましょう。
2015年7月第5週
成人では、気管支喘息は横ばいですが、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が若干増加し、溶連菌感染症の報告も増えています。
小児では、溶連菌感染症、手足口病が増加、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)とヘルパンギーナはやや減少しました。
皮膚疾患では、汗や紫外線による皮膚炎、とびひが増えています。
花粉症(鼻炎)は先週と同程度です。花粉症(結膜炎)が少し増えています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
蒸し暑い日が続いています。まだ体が暑さに慣れていないため、熱中症を起こしやすい時期です。こまめに水分補給をし、熱中症や脱水症には気をつけましょう。
2015年7月第4週
成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息は若干減少しています。溶連菌感染症の報告が多少あり、僅かですが、百日せき、異型肺炎、手足口病の報告もありました。
小児では、全般的に感染症は減少傾向です。ヘルパンギーナがやや減少、手足口病がやや増加しました。
皮膚疾患では、暑くなって虫刺され、アオバアリガタハネカクシの被害などが多くなってきています。
花粉症(鼻炎)、花粉症(結膜炎)ともに減少しています。耳鼻咽喉科ではその他の流行性疾患の報告はありません。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
気温が上がり、真夏日の日が多くなってきました。こまめに水分補給をし、熱中症にはじゅうぶん気をつけましょう。また、長袖や帽子の着用、日焼け止めの使用など紫外線対策も行いましょう。
2015年7月第3週
成人、小児共にインフルエンザの報告はありませんでした。成人の感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)・気管支喘息は横ばいです。
小児の感染性胃腸炎はやや減少していますが依然高い水準です。ヘルパンギーナは先週に引き続き増加しています。
伝染性紅斑(リンゴ病)も少し増加しています。溶連菌感染症の報告はまだ多少ありますが、徐々に減少しています。
紫外線による皮膚トラブルやあせも、とびひ、虫刺されなどの夏の病気が増えていますのでご注意ください。
花粉症(鼻炎)は先週と同程度ですが、花粉症(結膜炎)は、先週に比べ減少しています。流行性結膜炎は、流行っていません。
2015年7月第2週
成人では、わずかですがインフルエンザの報告があり、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。
小児では、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)、感染性胃腸炎が増加しています。溶連菌感染症も引き続き見られていますが、やや減少しているようです。
皮膚疾患では、紫外線による皮膚トラブルやあせも、とびひ、虫刺されなどの夏の病気が増えています。また、伝染性紅斑(リンゴ病)で受診される方が散見されます。伝染性紅斑は、小児が中心ですが、成人でもみられます。関東で流行していますので、今後の動向に注意が必要です。
花粉症(鼻炎、結膜炎)は多くありません。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
小・中学校では、プールが始まる季節となりました。水いぼやとびひ、中耳炎、結膜炎などが増えてきますので、症状があれば早めに受診しましょう。
2015年7月第1週
天候不順のためか、かぜをひいたり体調を崩す方が増えています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は例年に比べ多発しています。小児、成人ともに見られますが、小児では乳幼児から学童まで広い年齢層で流行しています。多くの方は数日で回復しますが、脱水症で点滴を要する例もありますので、ご注意ください。溶連菌感染症も引き続き見られ、小児ではヘルパンギーナが急増してきました。また咽頭結膜熱(プール熱)が流行っている園も一部あります。
皮膚疾患では、紫外線による皮膚トラブルやあせも、とびひなどの夏の病気が増えています。
花粉症(鼻炎、結膜炎)は多くありません。
梅雨の高温多湿の環境では、食中毒や熱中症が起こりやすく、また体力が落ちると感染症に罹りやすくなります。暴飲暴食を避け、バランスのとれた食事と十分な睡眠をとり、本格的な夏に備えてください。
2015年6月第4週
成人ではインフルエンザの報告はなくなりました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)と溶連菌感染症の報告が若干増加しています。
小児でもインフルエンザの報告はありませんでした。感染性胃腸炎と溶連菌感染症が増加しました。気管支ぜんそく、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)はやや増加、他の疾患は先週と同程度でした。
今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。
花粉症は鼻炎、結膜炎ともに減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
湿度と気温の高い日がこれからも続きますので、カビの発生や食中毒に注意しましょう。また、気温の急な上昇に体が慣れていないこの時期は、熱中症になりやすいので、体調管理に十分お気を付けください。