流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2014年9月第2週
朝夕が少し冷え込むようになり、気管支ぜんそくの発作を起こす人が増えてきました。またかぜをひいたり、運動会の練習で砂ぼこりを吸ったりすることでも発作を起こしやすくなります。秋は一年の中で最もぜんそく発作を起こしやすい季節です。ぜんそくの持病がある人は、症状がひどくなる前に治療を受けてください。
感染症は全般的に少ない時期です。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症、水ぼうそう、おたふくかぜなどが引き続き見られますが、少数です。小児ではRSウイルスによる気管支炎や肺炎が少し増えてきました。特に乳児ではひどくなりやすいので注意が必要です。
流行している皮膚感染症や皮膚病はありません。また花粉症(鼻炎、結膜炎)も少数です。
夏の疲れが出るころです。バランスのとれた食事や睡眠を十分にとり、体調管理に気を付けましょう。
2014年9月第1週
成人では、気管支喘息の発症や悪化、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は引き続きみられており、溶連菌感染症や咽頭結膜熱(プール熱)が少し報告されています。
小児では、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)がやや増加しましたが、水痘やヘルパンギーナなどの疾患は先週と同程度か減少しました。
皮膚疾患では、特に流行している皮膚感染症はありませんでした。
花粉症(鼻炎)は少ない状態が続いています、花粉症(結膜炎)も先週に比べて少し減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は流行していません。
子供達は夏休みも終わって、規則正しい生活リズムを取り戻す必要があり、また運動会の練習も始まります。まだまだ日中は暑さが続きますので、熱中症にも引き続き注意が必要です。体調の管理に気をつけて下さい。
2014年8月第5週
成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減少傾向です。溶連菌感染症や咽頭結膜熱(プール熱)が若干報告されています。
小児では、水痘(水ぼうそう)が増加しましたが、ヘルパンギーナや流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)などの疾患は先週と同程度か減少しました。
皮膚疾患では、特に流行している皮膚感染症はありませんでした。
花粉症(鼻炎)は少ない状態が続いておりますが、花粉症(結膜炎)は先週と比べて少し増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
お盆も過ぎ、夏休みも残りわずかとなりました。疲れから体調を崩さないように食事や睡眠をしっかり取り、体調管理に気をつけましょう。
また、まだまだ日中の日差しは強く、気温も高いので、紫外線や熱中症には引き続き注意して下さい。
2014年8月第3週
成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。その他、特にはやっている病気はありません。
小児では、咽頭結膜熱(プール熱)は、先週より減少しているようですが、ヘルパンギーナ、溶連菌感染症、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は横ばいです。
皮膚疾患では、ひどい虫さされで受診する人が増えています。
花粉症(鼻炎、結膜炎)は横ばいで、多くはありません。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
最近注意を呼びかけられているのが、プールや海での熱中症です。今の時期の水温は以外に高く、泳ぐことはかなりの運動で、自覚がないまま大量の汗をかいているようです。水辺では紫外線対策だけでなく、適度な休憩と水分・塩分補給をこころがけましょう。
2014年8月第2週
小児では咽頭結膜熱(プール熱)、ヘルパンギーナが増加していましたが、今週は減少に転じました。水痘(みずぼうそう)は同程度、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)はやや増加しました。百日咳の報告がありました。気管支喘息や感染性腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。
花粉症も同程度で、流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
特に流行している皮膚感染症はありませんが、レジャーに出かける機会が増えるに伴い、虫刺され、日焼け、汗による皮膚症状の悪化で受診される方が多くみられます。外出時は長袖、帽子着用など、紫外線対策を忘れないようにしましょう。
熱中症の患者さんが全国的に多くみられます。水分補給を心掛けるようにして下さい。
2014年7月第5週
小児では、咽頭結膜熱(プール熱)、ヘルパンギーナなどの夏かぜが、先週よりさらに増加中です。今夏は手足口病は少なそうです。水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は先週より減少してきました。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、気管支喘息、溶連菌感染症は、小児、成人ともに先週と同じ程度で持続しています。
皮膚疾患では、紫外線や汗が原因の皮膚炎が多くみられます。
鼻炎や結膜炎の原因となる花粉症はみられますが、多くありません。流行性結膜炎(はやり目)の報告はありますが、流行はしていません。
2014年7月第4週
成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症の報告がありました。
小児では、水痘(みずぼうそう)、咽頭結膜熱、ヘルパンギーナが増加しました。伝染性紅斑(りんご病)の報告がありました。他の疾患は先週と同程度か減少しました。
皮膚疾患では、今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。汗による皮膚炎や虫による皮膚炎が相変わらず多いです。
花粉症(鼻炎)は少ない状態が続いています。花粉症(結膜炎)は先週と同程度ですが、流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
暑い季節となりました。こまめな水分補給や暑さを避ける工夫などで熱中症に注意しましょう。
2014年7月第3週
成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。その他、目立って流行している疾患はないようです。
小児では、ヘルパンギーナが増加しましたが、他の疾患はやや減少しました。今週はインフルエンザ疾患の報告がありませんでした。
皮膚疾患では、今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。気温はまだあまり高くありませんが、汗疹(あせも)や、虫刺されは多くなっています。暑い日の外出の際には、タオル等でこまめに汗をふき、水分補給にも気をつけましょう。
花粉症(鼻炎)は少ない状態が続いており、花粉症(結膜炎)も先週と比べて減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
湿度も高く、暑い日が続いています。食中毒も起こしやすい時期になりました。体調管理には十分注意し、元気に過ごしましょう。
2014年7月第2週
成人では、気管支喘息は横ばいです。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)はやや減少しています。溶連菌感染症が増えています。
小児でも、成人と同様に溶連菌感染症が増えています。全国的には夏かぜのヘルパンギーナの流行が心配されています。手洗い・うがいで家庭内や集団での流行を防ぎましょう。
特に流行している皮膚の感染症や疾患はありません。
花粉症(鼻炎・結膜炎)は横ばいで多くはありません。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
暑い日も多くなり、ついつい冷たい飲み物や食べ物をとりがちです。もちろん熱中症対策では十分な水分補給は必要ですが、冷たい飲み物や食べ物のとりすぎは胃腸の働きを弱め、消化不良や食欲不振をおこし、夏バテの原因にもなります。栄養のバランスも考え、健康な食生活で夏を乗り切りましょう。
2014年7月第1週
インフルエンザの報告はなく、ほぼ終息したようです。
小児では水痘(みずぼうそう)が増加しています。気管支喘息や、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。
花粉症も少なく、流行性結膜炎(はやり目)ははやっていません。
毛虫や虫刺され、汗による皮膚症状の悪化で受診される方が多いです。また、マダニで受診される方が例年より多くみられます。
小・中学校では、プールが始まる季節となりました。水いぼやとびひ、中耳炎、結膜炎などが増えてきますので、症状があれば早めに受診しましょう。
湿度の高い日が続きますので、カビの発生や食中毒に注意しましょう。