流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2012年11月第4週

 成人では、気管支喘息、感染性胃腸炎(おう吐下痢症)が若干増加しています。わずかに異型肺炎の報告がありました。
 小児では、溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、喘息、感染性胃腸炎(おう吐下痢症)が増加しています。手足口病、ヘルパンギーナもやや増加しています。
 皮膚科では、特に流行している皮膚感染症や皮膚疾患はありません。乾燥による皮膚疾患はまだ多くないようです。
 花粉症による鼻炎はやや増加していますが、結膜炎は先週と同程度です。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
 気温が下がってきています。感染性胃腸炎(おう吐下痢症)や風邪症状が多くなる季節ですので、手洗いやうがいでの予防を心がけてください。インフルエンザはまだ流行ってはいませんが、予防接種は早めに接種しておきましょう。

2012年11月21日

2012年11月第3週

 成人では、気管支喘息、感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症や異型肺炎の報告がありました。
 小児では、異型肺炎が少し増加しています。溶連菌感染症は先週と同程度です。水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)等、その他の疾患は減少しています。
 皮膚科では、特に流行している皮膚感染症や皮膚疾患はありません。
 花粉症による鼻炎や結膜炎は、減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
 立冬を過ぎ、気温が急に下がってきました。インフルエンザなど流行の兆しはまだありませんが、風邪の予防の為、帰宅後の手洗いやうがいを励行し、バランスの良い食事と十分な睡眠を心がけるなど、基本的な対策を、より一層心がけましょう。

2012年11月14日

2012年11月第2週

 成人では、気管支喘息、感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症の報告がありました。
 小児では、感染性胃腸炎、水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症が微増しています。百日咳、咽頭結膜熱(プール熱)、伝染性紅斑(りんご病)の報告がありました。
 秋の花粉症はまだみられますが、減少傾向にあるようです。
 皮膚科では、特に流行している皮膚感染症や皮膚疾患はありません。
 インフルエンザの予防接種が医療機関で行われています。インフルエンザの流行はまだ報告されていませんが、ワクチンを接種してからその効果がでるまで数週間かかりますので、早めにすませましょう。特に小児、高齢者、呼吸器・心臓・腎臓などに持病をお持ちの方は積極的に受けてください。

2012年11月8日

2012年10月第5週

 成人では気管支喘息、感染性胃腸炎は若干増加傾向です。
 小児では、水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症がやや多めですが増加傾向はありません。また、成人、小児とも、異型肺炎の報告がありました。
 花粉による鼻炎、結膜炎は先週と同程度です。流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
 特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患はありませんが、寒くなり、手荒れや、乾燥性の皮膚炎を訴えて受診される方が増えてきました。入浴後の早めのスキンケアをお勧めします。
 インフルエンザの予防接種も早めに済ませましょう。
 急に寒くなってきました。体調管理には充分ご留意ください。

2012年10月31日

2012年10月第4週

 朝夕の冷え込みが見られる季節となり、気管支ぜんそくの発作をおこす人が増えています。例年この季節は一年の中で最も発作を起こしやすい時期です。発作を起こした人は早めに治療を、まだ発作が出てない人は予防的な治療を受けるようにしましょう。
 小児ではRSウイルスによる気管支炎や肺炎、マイコプラズマ肺炎、水痘(水ぼうそう)などが引き続き見られています。また成人も含めて感染性胃腸炎が少し増えてきました。
 乾燥による皮膚のトラブルが増えています。保湿剤などによるスキンケアをこまめに行い、皮膚を掻いて傷つけないようにしましょう。
 花粉症は、鼻炎はやや増加、結膜炎はやや減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
 インフルエンザの予防接種が始まりました。13歳未満では2回、13歳以上では1回接種が基本です。例年本格的に流行が始まる年明けまでに免疫をつけるため、できるだけ年内に接種が終わるようにしてください。

2012年10月24日

2012年10月第3週

 成人では、気管支喘息が先週と同程度見られています。感染症は全般的に少なくなっていますが、異型肺炎がわずかですが報告されています。
 小児では、水痘(みずぼうそう)の報告が増加しています。溶連菌感染症、喘息は先週と同程度見られます。その他の感染症は、横ばいか減少しています。
 今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。乾燥による皮膚トラブルが少しずつ増えてきています。
 先週に引き続き、ヨモギやブタクサなどの秋の花粉が飛んでいるようで、花粉症は鼻炎、結膜炎ともに少し増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
 インフルエンザワクチンの接種が始まりました。予防接種の効果が出るまでには時間がかかりますので、流行の始まる前に、早めに接種しておきましょう。

2012年10月18日

2012年10月第2週

成人では、気管支喘息が若干増加しています。B型インフルエンザの報告が1件ありました。
 小児も喘息が増加しています。おたふくかぜや水ぼうそう等の感染症は落ち着いています。
 流行している皮膚疾患や皮膚感染症はありません。花粉症(鼻炎)は増加しています。ヨモギ等の秋の花粉が飛び始めたためと思われます。毎年この季節に鼻炎症状のある方は早めの治療や予防対策を心がけて下さい。結膜炎も少し増加していますが、流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
 例年、インフルエンザの流行は、11月から4月で、中心は、1月上旬から3月上旬です。ワクチン接種による効果が出現するまでに2週間程度を要することから、遅くても12月中旬までにワクチン接種を受けることが望ましいでしょう。
 朝夕の寒暖の差が大きくなり、体調を崩しやすい時期です。からだの抵抗力を高めるために十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を心がけましょう。

2012年10月11日

2012年10月第1週

 今週も特に流行している疾患はありません。
 成人では気管支喘息や感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は横ばいです。成人で溶連菌感染症の報告がありました。
 小児でも感染症は落ち着いています。ヘルパンギーナ、手足口病、咽頭結膜熱(プール熱)などの夏かぜは減少しています。水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は横ばいです。
 流行している皮膚疾患や皮膚感染症はありません。
 花粉症は横ばいですが、イネ科植物の花粉に加えて、ヨモギなどの秋の花粉も飛び始めたようです。毎年この季節に鼻炎、結膜炎を発症する方は早めの治療をおすすめします。
 朝晩と昼間の気温差が大きくなり体調を崩しやすい時期になりました。体調管理には十分気をつけてください。

2012年10月4日

2012年9月第5週

 今週も特に流行している疾患はありません。成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息は先週と同程度ですが、小児では喘息がやや増加しています。成人で溶連菌や異型肺炎の報告がありました。
 小児の、手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱は先週と同程度かやや減少しています。 
 流行している皮膚感染症、皮膚疾患もありません。
 花粉症は鼻炎、結膜炎とも横ばいで少ない状態が続いています。晴れた日にイネ科植物の花粉が少し飛んでいるようです。例年この季節に発症する方は、早めの予防と治療をお勧めします。
 朝晩気温が下がってきました。秋はぜんそく発作を起こしやすい季節ですので、ひどくなる前に治療を受けるようにしましょう。

2012年9月27日

2012年9月第4週

 小児、成人ともに特に流行している病気はありません。気管支ぜんそく、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)がややめだちます。
小児では、RSウイルスという気管支炎や咽頭炎の原因となるウイルスが流行している保育園があるようです。ヘルパンギーナや手足口病といった夏かぜや、水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症、流行性耳下腺炎がわずかにみられます。
皮膚疾患では、伝染性紅斑(りんご病)が少しみられます。
花粉症(鼻炎、結膜炎)は、先週と同じくらいで、増加する傾向はありません。
 ポリオ予防接種の話題として、今年の9月から、以前の経口生ポリオワクチン(のむワクチン)が中止になり、不活化ポリオワクチン(注射のワクチン)に変更になりました。経口生ポリオワクチンが2回済んでいない方で、生後3か月から7才6か月未満までの方は、不活化ポリオワクチンを接種することをおすすめします。母子手帳の予防接種の欄をご覧になり、該当する方は、お近くの小児科にお問い合わせください。

2012年9月19日