流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2012年1月第5週(2
インフルエンザは小児、成人ともに急増し、流行期に入りました。今後のインフルエンザ情報にご注意ください。外出時はマスクを着用し人ごみを避け、帰宅後は手洗いやうがいで予防を心がけましょう。体調がおかしいときは早めに病院を受診し、罹ってしまった場合も感染を広げないよう、医師の指示通りに自宅療養をしてください。
小児では感染性胃腸炎、伝染性紅斑(りんご病)が増加しています。溶連菌感染症も散見されます。
気管支喘息はやや減少していますが、引き続き見られます。
空気の乾燥による肌のトラブルが増えています。加湿器の使用や入浴後の保湿を心がけてください。凍瘡(しもやけ)も増えています。
花粉症は横ばいですが、眼の症状を訴える人は増えています。流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
2012年1月第4週
インフルエンザは流行期に突入しました。インフルエンザA型がほぼ100%ですが、ごくまれにB型も見られています。乳幼児から成人まで広い年齢層で増加中です。
小児では溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の患者さんが少数みられます。
鼻炎や結膜炎などが主症状の花粉症は、寒い日がつづいているせいか増加していません。
空気中の湿度が低いため皮膚の乾燥やかゆみのつよい方が増えています。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は先週と同じくらい発生しています。
赤ちゃんの嘔吐下痢症の病原体であるロタウイルスの予防接種がこの冬からできるようになっています。生後6週から24週までのあいだに1ヶ月以上あけて2回のむタイプのワクチンです。費用は公費による補助はなく自己負担です。希望される方はかかりつけ医にお問い合わせください。
2011年12月第4週
インフルエンザは小児で増加しており、成人でも少しずつ増加しているようです。
成人では、感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は横ばいですが、気管支喘息が増加しています。異型肺炎の報告がありました。
小児では、溶連菌感染症が少し増加しています。
特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患はありません。
花粉症は、鼻炎、結膜炎ともに、先週と比べて少し増加しています。ダニやほこりによるアレルギーのある方は、大掃除後の発症にも注意してください。流行性結膜炎(はやり目)の報告はありません。
インフルエンザも先週頃から、少しずつ増えてきているようです。手洗い、うがいを励行し、咳のある方は、マスクを装用しましょう。気温も下がり寒くなってきました。年末を迎え、忙しい時期になりますが、睡眠を十分とり、体調管理に気をつけてお過ごしください。
2011年12月第3週
成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(おう吐下痢症)は横ばいです。異型肺炎、伝染性紅斑(りんご病)の報告がありました。
小児では、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が微増し、手足口病、伝染性紅斑がやや減少しました。
皮膚科では、特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患はありません。
花粉症は鼻炎、結膜炎ともに減少しています。流行性結膜炎(はやり目)の報告はありません。
インフルエンザは小児を中心に増加しています。医療機関によっては、インフルエンザワクチンの在庫がなくなったり、少なくなっているところもあるようです。接種がまだお済みでない方は、お早めにかかりつけの医療機関等にお問い合わせください。
寒くなってきました。体調を崩さないように健康には十分注意してお過ごしください。
2011年12月第2週
A型インフルエンザは成人、小児とも、わずかに増えています。インフルエンザの本格的な流行が始まる前に、ワクチン接種を済ませてください。
溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)がやや増加していますが、多くはありません。
感染性胃腸炎横ばいですが、これから増えてくると予想されますので、感染予防ため、流水・石けんによる手洗いを励行してください。
気管支喘息はやや減少していますが、引き続き見られます。
皮膚の乾燥によるトラブルが増えています。加湿器の使用や入浴後の保湿を心がけてください。
花粉症は鼻炎症状を訴える人は増えていますが、結膜炎はやや減少しています。
今年は暖かい日が続いていますが、気温の差が激しいので、体調管理には充分ご注意ください。
2011年11月第5週(12
急に寒くなり体調を崩す方が少し増えてきました。インフルエンザは成人、小児ともにA型が散発的に見られます。ただ一部の幼稚園や小学校では集団で発生している所もあり、注意が必要です。
感染性胃腸炎や手足口病、溶連菌感染症なども引き続き見られますが、多くはありません。小児では乳幼児でRSウイルスによる気管支炎や肺炎が見られ、入院を要する例も少なくありません。また例年に比べマイコプラズマ肺炎が多く、標準的な薬が効きにくい例が多いようです。
気管支ぜんそくの発作を起こす方も引き続き見られます。気温の変化やウイルス感染などがきっかけでぜんそく発作を起こす事が多く、予防的な治療が必要です。
空気の乾燥が強くなり、乾燥による皮膚のトラブルが増えています。保湿剤を上手に使いスキンケアを心がけてください。
2011年11月第4週
成人では、気管支喘息の患者さんの悪化はひき続きみられていますが、感染性胃腸炎=嘔吐下痢症=は横ばいです。
小児では、溶連菌感染症がやや増加していましたが、流行性耳下腺炎=おたふくかぜ=、水痘=水ぼうそう=、手足口病はやや減少しています。
インフルエンザは小児、成人ともにA型インフルエンザの報告がありました。散発的に少ないながらもインフルエンザの流行が続いているものと思われます。
今週も流行している皮膚感染症、皮膚疾患はありません。
花粉症も徐々に減少していて、流行性結膜炎=はやり目=の流行もありません。
時期的にも気温が下がってきましたので、風邪などひかないよう手洗い、うがいの励行に勤めてください。また、インフルエンザの予防接種をまだ受けてない方は急いで受けるようにして下さい。
2011年11月第3週
成人では、気管支喘息は若干減少していますが、感染性胃腸炎は横ばいです。
小児では、手足口病、水痘(みずぼうそう)がやや増加しています。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症、伝染性紅斑(りんご病)は、横ばいかやや減少しています。
9月中旬から見られていたA型インフルエンザは成人、小児ともに見られなくなりました。幼児でB型インフルエンザの報告がありました。
流行している皮膚感染症、皮膚疾患はありません。
花粉症は、鼻炎・結膜炎ともに減っています。流行性結膜炎(はやり目)の報告はありません。
インフルエンザの報告は、まだ多くありませんが、今後の情報に注意してください。インフルエンザワクチンによって免疫ができるのに2週間ほどかかると言われています。予防接種がまだの方はお急ぎください。
朝夕の気温が下がってきました。体調を崩さないよう健康に十分留意してお過ごしください。
2011年11月第2週
例年この時期から増えてくる気管支喘息と感染性胃腸炎については、成人では横ばいですが、小児では増加しています。成人で異型肺炎の報告がありました。 夏に多かった手足口病、伝染性紅斑(りんご病)が小児でまだ見られますが、少数です。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)も見られますが、いずれも多くありません。インフルエンザは成人、小児ともに減少しています。
流行している皮膚感染症、皮膚疾患はありません。
花粉症は前週と同程度みられます。流行性結膜炎(はやり目)の報告はありません。
先月から多くの医療機関でインフルエンザワクチンの接種が行われています。予防接種の効果が出てくるまで2週間ほどかかりますので、早めの接種を受けましょう。特に小児、高齢者、呼吸器・心臓・腎臓などに持病をお持ちの方は積極的な接種をおすすめします。
2011年10月第6週(11
今週も、インフルエンザが小児、成人ともに報告されています。インフルエンザワクチンの接種が始まっていますので、早めに接種をおすませくだだい。特に小児や高齢者、呼吸器の病気などの持病をお持ちの方は、積極的に予防接種を受けられることをお勧めします。外出後の手洗いやうがい、マスクの着用なども引き続き行っていきましょう。
気管支喘息,感染性腸炎は横ばいです。
小児では、水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症、伝染性紅斑(リンゴ病)がやや増加しています。
花粉症による鼻炎、結膜炎は先週と同程度です。
特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患はありませんが、寒くなり、手荒れや、乾燥性の皮膚炎を訴えて受診される方が増えてきました。入浴後の早めのスキンケアをお勧めします。
急に寒くなってきました。体調管理には充分ご留意ください。