流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2010年12月第5週

 成人では気管支喘息は先週と同程度ですが、感染性胃腸炎=嘔吐(おうと)下痢症=は増加しています。百日咳様の報告がありました。
 小児では、感染性胃腸炎の流行が続いています。溶連菌感染症、水痘=水ぼうそう=も増加しています。 インフルエンザ様疾患の報告がありました。
 流行している皮膚感染症はありませんでした。気温が下がり、空気が乾燥してきたため、手荒れ、口唇炎、凍瘡=しもやけ=、乾燥性湿疹などが増えています。
 花粉症による鼻炎は減少、結膜炎も先週と同じ程度で多くありません。流行性結膜炎=はやり目=の報告がありました。
 年末年始で外出する機会、人ごみに行く機会が増えますので、外出時のマスク着用、帰宅後の手洗い、うがいなどは引き続き心がけて下さい。

2010年12月29日

2010年12月第4週

 成人では気管支喘息は横ばいですが、感染性胃腸炎=嘔吐(おうと)下痢症=は若干増加傾向です。今週はインフルエンザの報告はありませんでしたが、溶連菌感染症が散発しています。
 小児では、ここ数週間感染性胃腸炎の流行が続いており、収まる気配はありません。そのほか水痘=水ぼうそう=が微増しています。
 皮膚科では今週も流行している皮膚感染症はありませんでした。特別な皮膚疾患もありません。花粉症による鼻炎は増加していますが、結膜炎は先週と同じ程度で多くありません。流行性結膜炎=はやり目=もはやっていません。
 朝晩急に冷え込んできました。風邪の予防にうがい、手洗いの励行と保温保湿に気をつけて下さい。また、インフルエンザの予防接種をまだお済でない方は、かかりつけの医療機関にお問い合わせの上、インフルエンザのシーズンに入る前に免疫をつけるため、12月中に接種することをお勧めします。

2010年12月22日

2010年12月第3週

 成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症の報告がありました。
 小児では、感染性胃腸炎がさらに増加しています。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)と溶連菌感染症が微増しています。
 花粉症は減少しています。流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
 皮膚科では特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患はありません。
 今週は、インフルエンザの報告がありました。インフルエンザワクチンによって免疫ができるのに、2週間ほどかかると言われています。医療機関によってはインフルエンザワクチンの在庫が少なくなってきているところもあるようです。予防接種がまだお済みでない方は、お早めにかかりつけの医療機関等へお問い合わせください。
 風が冷たくなり、日中の気温も下がってきました。体調を崩さないよう健康に十分注意してお過ごしください。

2010年12月15日

2010年12月第2週

 成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が若干増加しています。溶連菌感染症の報告がありました。
 小児では感染性胃腸炎がさらに増加しています。また異型肺炎と水痘(みずぼうそう)が微増しています。
 流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
 花粉症は減少しています。
 皮膚科では特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患はありませんが、皮膚の乾燥による湿疹が多くなってきました。スキンケアを心がけてください。
 インフルエンザの報告はありませんが、今後の情報に注意してください。インフルエンザワクチンによって免疫ができるのに2週間ほどかかると言われています。予防接種がまだの方はお急ぎください。
 気温が下がってきました。体調を崩さないよう健康に十分留意してお過ごしください。

2010年12月8日

2010年11月第5週(12

 感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加しています。特に小児で著明に増加しており、注意が必要です。この時期に流行する感染性胃腸炎の主な原因はノロウイルスです。ノロウイルスは感染力が強く、経口感染だけでなく、吐物や下痢便からの飛沫感染でもうつります。感染を予防ため、流水・石けんによる手洗いを励行してください。吐物や下痢便を処理する際はマスク、手袋を着用して雑巾でしっかりとふき取った後、ハイターやミルトンなどの塩素系消毒薬で消毒してください。85度1分間以上の加熱も有効です。ふき取りに使った雑巾はビニール袋に入れて密封して捨ててください。
 少数ですがインフルエンザの報告がありますので、早めにワクチン接種を済ませてください。
 気管支喘息はやや減少していますが、引き続き見られます。
 皮膚の感染症ははやっていませんが、乾燥によるトラブルがあります。入浴後の保湿を心がけてください。
 花粉症は減少傾向です。

2010年11月29日

2010年11月第4週

 感染性胃腸炎が成人、小児ともに増えてきました。例年この時期からノロウイルスを中心としたウイルス性胃腸炎が流行してきます。感染力は大変強く、吐いた物や便から感染することが多いので、処理の仕方が重要です。吐いた物を処理する時には、マスクや手袋、可能ならガウンなどを身につけ、ペパータオルなどで包むようにして周囲に飛び散らないようにし、塩素系の消毒薬を使用しましょう。アルコールは無効です。カーペットなど消毒薬が使えない時は、アイロンなどで加熱することも有効です。
 気管支ぜんそくも引き続き見られています。朝夕の温度変化やかぜなどが引き金になって発作を起こすことが多いようです。
 皮膚の乾燥によるトラブルが増えています。保湿を心がけましょう。
 A型インフルエンザの報告がありました。インフルエンザ流行前の今が、ワクチンを受けるのに最適な時期です。

2010年11月22日

2010年11月第3週

 成人では、気管支ぜんそくは若干減少していますが、温度変化の大きいこの時期からかぜの流行する冬場にかけては継続して注意が必要です。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や花粉症は先週と同程度です。その他の流行性疾患の報告はありません。
 小児では、溶連菌感染症、感染性胃腸炎は微増し、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、水痘(みずぼうそう)は先週と同程度です。一部の幼稚園保育園で手足口病が流行しています。
 特に流行している皮膚感染症はありません。
 花粉症は先週に比べて増加していますが、流行性結膜炎(はやり目)は流行していません。
 そろそろ冬支度が必要な時期になり、インフルエンザの発生が見られるようになります。ワクチン接種はお早目に、健康管理にも充分気をつけて下さい。

2010年11月15日

2010年11月第2週

 成人では、気管支ぜんそくや感染性胃腸炎が先週と同程度見られています。その他、流行性疾患の報告はありません。
 小児では、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が微増していますが、水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症、感染性胃腸炎は先週と同程度です。
 花粉症は、先週に比べ減少しています。今週は流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
 今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。
 先月からインフルエンザワクチンの接種が行われています。予防接種の効果が出るまでに2週間ほどかかりますので、12月中旬までに予防接種をお済ませください。
 日中の気温も下がってきました。最近、風邪等により体調を崩されている方がよくみられます。体を暖かくして風邪など引かないよう健康管理には十分留意してお過ごしください。

2010年11月8日

2010年11月第1週

 成人・小児ともに、気管支喘息や感染性胃腸炎が前週と同程度見られています。
 小児でA型インフルエンザ、異型肺炎、咽頭結膜熱(プール熱)、伝染性紅斑(リンゴ病)の報告がありました。
 花粉症は先週と同程度かやや減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
 特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患はありません。
 インフルエンザワクチンの接種が始まりました。予防接種の効果が出るまでに時間がかかりますので、早めに接種しましょう。特に小児や高齢者、呼吸器の病気などの持病をお持ちの方は、積極的に予防接種を受けられることをお勧めします。かかりつけの医師とご相談ください。
 気温が下がってきました。体調を崩さないよう健康に十分留意してお過ごしください。

2010年11月1日

2010年10月第4週

 成人、小児ともに気管支喘息が増加しています。
 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症は微増、感染性胃腸炎、水痘(みずぼうそう)は横ばいです。
 花粉症全体では増加はありませんが、花粉による結膜炎は少し増加しています。
 今年は暖かいせいか、蚊による虫さされがまだ見られます。
 少しずつですが、肌の乾燥による痒みを訴えて受診されるかたが見られるようになりました。空気の乾燥する季節になりますので、風邪やインフルエンザの予防のためにも、加湿器など上手に利用してください。
 インフルエンザの予防接種が始まっています。流行の始まる前に、早めに予防接種を受けましょう。

2010年10月22日