流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2011年5月第1週

 インフルエンザ、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)については、成人では先週に比べ若干減少していますが、小児では再び増加していますので、まだ注意が必要です。
  小児では水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、伝染性紅斑(りんご病)、咽頭結膜炎(プール熱)、溶連菌感染症などが見られますが、溶連菌感染症以外は先週に比べて減少しています。気管支喘息、突発性発疹症はやや増加しています。手足口病の報告がありました。
 今週も特に流行している皮膚感染症、皮膚疾患はありませんでした。
 花粉症はまだ見られますが、ヒノキ花粉の飛散が少なくなったため先週に続いて減少しています。今年のスギ、ヒノキ花粉の飛散はそろそろ終わりますが、これからいろいろな樹木や雑草の花粉が飛びますので、引き続き花粉情報に注意してください。

2011年5月1日

2011年4月第5週

 インフルエンザは先週よりも減少していますが、学校や園によっては流行しているところもありますので、まだ注意が必要です。
小児では、水痘(水ぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、伝染性紅斑(りんご病)、咽頭結膜炎(プール熱)、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加しています。
成人でも溶連菌感染症の報告がありました。 
ヒノキによると思われる花粉症は引き続き多くみられますが、減少してきているようです
花粉による顔の皮膚炎の悪化で来られる方が引き続き見られます。
外出する機会が多い季節になってきました。徐々に紫外線が強くなってきますので、紫外線対策をしましょう。
新中学1年生、新高校3年生に相当する方は、早めに2回目の麻しん(はしか)・風しんの予防接種受けるようにしましょう。

2011年4月29日

2011年4月第4週

 B型を中心に再び増加していたインフルエンザは、やや減少しています。しかし新学期が始まりましたので、まだまだ油断はできません。感染性胃腸炎は増加しています。成人でも見られますが、乳幼児ではロタウイルスによると思われる胃腸炎が多く、高熱を伴い嘔吐や下痢の症状も激しい方が多く見られます。脱水のため点滴が必要なことも少なくありません。ただ脱水がひどくなければ経口補水療法といって、点滴に近い成分の液を飲ませる方法が有効ですので、かかりつけ医にご相談ください。
 花粉症は引き続きみられます。スギ花粉の飛散はやや減少してきましたが、ヒノキの花粉が増えており、春の花粉症はもうしばらく治療が必要です。
 皮膚の乾燥は続いており、乾燥による皮膚のトラブルが多く見られます。また徐々に紫外線が強くなってきますので、ご注意ください。

2011年4月22日

2011年4月第3週

 成人では、花粉症や気管支喘息は横ばいで、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は増加傾向です。インフルエンザは減少傾向はみられず、A型B型ともに報告があり、若干B型のほうが多いようです。
 小児では、インフルエンザが再び増加しています。また、水痘(みずぼうそう)、感染性胃腸炎も増加しています。その他、咽頭結膜熱(プール熱)は先週と比べてやや増加し、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)と溶連菌感染症はやや減少しています。
 今週も特に流行している皮膚感染症はありません。
 耳鼻科・眼科においては花粉症はやや減少しています。スギ花粉とヒノキ花粉が飛んでいるようです。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 松山市医師会では東日本大震災での被災者義援金の募金活動を行っています。医療機関に受診の折には、よろしく御協力のほど、お願い申し上げます。なお、義援金送付先は日本赤十字社愛媛県支部です。

2011年4月15日

2011年4月第2週

 成人では、花粉症や気管支喘息は減少していますが、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は若干増加しています。インフルエンザの報告は横ばいです。
 小児では、インフルエンザがやや減少しました。水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)もやや減少しています。咽頭結膜熱(プール熱)は先週と比べてやや増加し、溶連菌感染症は横ばい、感染性胃腸炎、伝染性紅斑(りんご病)は減少しています。
 今週も特に流行している皮膚感染症はありません。花粉や紫外線による顔の皮膚炎が見られます。
 流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 花粉症のピークを過ぎ、減少傾向にありますが、引き続き、花粉情報に注意し外出時のマスクや保護メガネの着用など、花粉対策を行ってください。
 インフルエンザは、A型B型ともに報告があります。外から帰宅した後には手洗いやうがいを十分に行うなどの対策を行ってください。

2011年4月8日

2011年3月第5週(4

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。インフルエンザの報告が若干増加しています。
 小児でもインフルエンザが増加しています。咽頭結膜熱(プール熱)、感染性胃腸炎、水痘(みずぼうそう)は増加、伝染性紅斑(りんご病)は横ばい、溶連菌感染症、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)はやや減少しています。
 特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患はありません。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
 花粉症はピークを過ぎましたが、まだ多いようです。引き続き、花粉情報に留意し、外出時にはマスク、保護メガネを着用し、帰宅時には洋服に付着した花粉をよく払い落し、手洗い、洗顔、うがいなど花粉症対策を行ってください。小児、成人ともにインフルエンザが再び増加していますので、油断せずマスクの着用、手洗いを励行しましょう。

2011年3月29日

2011年3月第4週

 インフルエンザは減少していましたが、小児では再び増加しています。A型とB型の両方が流行していますが、B型の方が少し多くなってきました。
 小児では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、気管支喘息が少し増加しています。伝染性紅斑(りんご病)、アデノウイルスによる扁桃腺炎もやや増加していますが、多くはありません。溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は減少しています。
 スギ花粉による鼻炎、結膜炎症状は引き続き多く見られています。眼のまわりや顔、首の皮膚炎が悪化する方もみられます。スギ花粉の飛散はもうしばらく続きますので、天候にもよりますが、花粉情報に注意し、引き続きマスクやメガネを使用し花粉対策を行ってください。

2011年3月22日

2011年3月第3週

 インフルエンザはピークをすぎて減少が続いています。1月から2月にかけてはA型インフルエンザが多かったですが、3月にはいってB型インフルエンザが増加してきました。最近はA型とB型が同じくらいの割合になってきました。
 小児では溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が見られます。いずれも多くはありませんが、この中では水痘がやや多いようです。
 感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は一時少なくなっていましたが、再び小児で増加してきました。
 スギ花粉が原因と思われる鼻炎、結膜炎、皮膚炎、気管支喘息などのアレルギー疾患は、最近になり、急に増加してきました。昨年は、スギ花粉の飛散量が少なかったために症状が軽かった方が多かったですが、今年は症状がつよい方や新たに発症する方もよく見られます。スギ花粉は、今後もうしばらく飛散が続くと予想されます。

2011年3月15日

2011年3月第2週

 インフルエンザは先週に比べてさらに減少していますが、まだ引き続き見られています。 気管支ぜんそくは若干減少しています。 
 小児では溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、咽頭結膜熱が増加しています。成人では、水痘がわずかですが報告されています。
 今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。乾燥による皮膚疾患も減少してきています。
 流行性結膜炎(はやり目)の報告は少し増えています。
 花粉症は鼻炎、結膜炎ともに、先週と比べて急増しています。2月末よりスギ花粉の大量飛散が始まっており、今後もしばらく飛散が続くと考えられます。外出時のマスクや花粉よけメガネの使用と早めの治療開始をお勧めします。
 春先は寒暖の差が大きく、体調を崩しやすい時期ですので、気を付けてお過ごしください。

2011年3月8日

2011年2月第5週(3

 インフルエンザの報告は成人、小児ともに先週に比べてさらに減少しており、少しずつ終息に向かっているようです。
 成人では気管支喘息が増加していますが、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。
 小児では溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、感染性胃腸炎が増加しています。
 今週も特に流行している、皮膚感染症および皮膚疾患はありません。
 流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
 花粉症は、先週と比べ増加しており、本格的なスギ花粉の飛散が始まってきているようです。今年はスギ花粉の大量飛散が予想されていますので、外出前に花粉情報を確認し、外出時にはマスクなどを着用し、帰宅後には、手洗い、うがい、洗顔、点眼するなど花粉症対策を行ってください。

2011年2月28日