流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2011年3月第3週
インフルエンザはピークをすぎて減少が続いています。1月から2月にかけてはA型インフルエンザが多かったですが、3月にはいってB型インフルエンザが増加してきました。最近はA型とB型が同じくらいの割合になってきました。
小児では溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が見られます。いずれも多くはありませんが、この中では水痘がやや多いようです。
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は一時少なくなっていましたが、再び小児で増加してきました。
スギ花粉が原因と思われる鼻炎、結膜炎、皮膚炎、気管支喘息などのアレルギー疾患は、最近になり、急に増加してきました。昨年は、スギ花粉の飛散量が少なかったために症状が軽かった方が多かったですが、今年は症状がつよい方や新たに発症する方もよく見られます。スギ花粉は、今後もうしばらく飛散が続くと予想されます。
2011年3月第2週
インフルエンザは先週に比べてさらに減少していますが、まだ引き続き見られています。 気管支ぜんそくは若干減少しています。
小児では溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)、咽頭結膜熱が増加しています。成人では、水痘がわずかですが報告されています。
今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。乾燥による皮膚疾患も減少してきています。
流行性結膜炎(はやり目)の報告は少し増えています。
花粉症は鼻炎、結膜炎ともに、先週と比べて急増しています。2月末よりスギ花粉の大量飛散が始まっており、今後もしばらく飛散が続くと考えられます。外出時のマスクや花粉よけメガネの使用と早めの治療開始をお勧めします。
春先は寒暖の差が大きく、体調を崩しやすい時期ですので、気を付けてお過ごしください。
2011年2月第5週(3
インフルエンザの報告は成人、小児ともに先週に比べてさらに減少しており、少しずつ終息に向かっているようです。
成人では気管支喘息が増加していますが、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。
小児では溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、感染性胃腸炎が増加しています。
今週も特に流行している、皮膚感染症および皮膚疾患はありません。
流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
花粉症は、先週と比べ増加しており、本格的なスギ花粉の飛散が始まってきているようです。今年はスギ花粉の大量飛散が予想されていますので、外出前に花粉情報を確認し、外出時にはマスクなどを着用し、帰宅後には、手洗い、うがい、洗顔、点眼するなど花粉症対策を行ってください。
2011年2月第4週
インフルエンザの報告は先週に比べて減少しており、流行のピークを過ぎたようです。A型がほとんどを占めていますが、B型インフルエンザも散見されています。
成人では気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減少傾向です。
小児では水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症が見られています。
特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患はありません。
流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
花粉症は先週と比べ減少していますが、これからスギ花粉の本格的な飛散がはじまります。特に今年はスギ花粉の大量飛散が予想されています。花粉情報に留意し、外出時にはマスク、保護メガネを着用し、帰宅時には洋服に付着した花粉をよく払い落し、手洗い、洗顔、うがいなど花粉症対策を行ってください。
2011年2月第3週
インフルエンザがさらに増加していますが、増加率は減少しています。ほとんどはA型ですが、B型も散見されます。愛媛県感染症情報センターのウイルス検出状況をみますと、現在流行しているA型インフルエンザのほとんどが昨シーズン流行した新型です。昨シーズン新型に罹らなかった方は、感染する可能性が高いので、特に注意が必要です。少数ですが、B型も増えつつありますので、昨シーズン新型に罹った方も注意してください。
感染性腸炎(嘔吐下痢症)はやや増加傾向です。
小児では、溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)が微増しています。
花粉症による鼻炎が増加、結膜炎は先週と同程度にみられます。スギ花粉症のかたは治療を早期に始めることをお勧めします。
気温の低下、空気の乾燥が続き、手荒れ、凍瘡(しもやけ)が例年より多く見られます。保温、保湿につとめましょう。
2011年2月第2週
1月下旬よりインフルエンザが急増し、松山市では流行を示す警報が、他の市町でも注意報が出されました。ほとんどはA型ですが、一部でB型も報告されています。これから数週間は流行が続くと思われます。外出時はマスクをつけ人ごみを避けるようにし、帰宅後は手洗いやうがいで予防を心がけましょう。もし罹ってしまった場合は、熱が下がってもしばらくは感染力が残っていますので、医師の指示通りに自宅療養をしてください。
スギ花粉症が少し出初めました。これから寒さが緩むと本格的に花粉飛散が始まりますので、予防的治療を早めに開始してください。
空気の乾燥が続き、皮膚の乾燥によるトラブルが多く見られます。保湿剤を上手に使いスキンケアを行いましょう。
2011年1月第6週(2
小児では、喘息がやや増加しています。水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、感染性胃腸炎、溶連菌感染症、咽頭結膜熱(プール熱)は引き続き見られますが、減少しています。
インフルエンザは、成人および小児においても、先週より増加しています。今後のインフルエンザ情報に、十分ご注意ください。
今週も、特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患は、ありませんでしたが、乾燥が強くなり、皮膚炎や乾燥性の湿疹が多くなっています。花粉症は増加傾向です。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
今年のスギ花粉の飛散が昨年に比べ多いと予想されております。花粉が飛び始める2週間前からの予防投与が効果的です。飛散時期が近づいていますので、早めに医療機関を受診されることをお勧めします。
2011年1月第5週
小児では、喘息がやや増加しています。水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、感染性胃腸炎、溶連菌感染症、咽頭結膜熱(プール熱)は引き続き見られますが、減少しています。
インフルエンザは、成人および小児においても、先週より増加しています。今後のインフルエンザ情報に、十分ご注意ください。
今週も、特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患は、ありませんでしたが、乾燥が強くなり、皮膚炎や乾燥性の湿疹が多くなっています。花粉症は増加傾向です。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
今年のスギ花粉の飛散が昨年に比べ多いと予想されております。花粉が飛び始める2週間前からの予防投与が効果的です。飛散時期が近づいていますので、早めに医療機関を受診されることをお勧めします。
2011年1月第4週
成人では気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減少傾向です。
小児では水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が微増しています。
インフルエンザは成人および小児においても報告が多くなってきています。今後のインフルエンザ情報にご注意ください。
特に流行している皮膚感染症および皮膚疾患はありません。
流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
花粉症は先週と比べ増加傾向にあります。まもなくスギ花粉の本格的な飛散がはじまります。特に今年は昨年に比べスギ花粉の大量飛散が予想されています。 花粉症に対しては、花粉が飛び始める2週間前からの服薬が効果的ですので、早めの受診をお勧めします。
2011年1月第3週
感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、多い状況が続いていますが、ピークは越えた感があります。
気管支喘息の発生は横ばいです。気管支喘息ではないにもかかわらず、咳が長引く方も多く見られます。
インフルエンザは散発している程度で流行の様相は示していません。A型、B型の両方が見られています。
小児では、溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が発生していますが、いずれも多くはありません。
流行している皮膚感染症はありません。気温が下がり、空気が乾燥してきたための皮膚症状が増えています。
花粉症による鼻炎、結膜炎は多くありません。
年末年始に人の移動があり、今後、当地域でもインフルエンザの流行が始まることが予想されます。今後のインフルエンザ情報にご注意ください。