流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2010年9月第4週

 先週に引き続き、感染症は全体的に少なく、特に流行している病気はありません。
 気管支喘息は成人では前週とほぼ同程度ですが、小児ではわずかに増加しています。
 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、水痘(みずぼうそう)も少し増えています。
 耳鼻科、眼科ともに、花粉症は減少していますが、今後はキク科による花粉症が増えてくると思われますので、外出後、手洗い、洗顔、うがいをして花粉を落とすよう心がけてください。
 流行性角結膜炎(はやり目)ははやっていません。
 紫外線や汗による皮膚のトラブル、とびひも減ってきました。
 日中は暑いものの、朝晩はずいぶん涼しくなりました。気温の差が激しくなり、体調を崩す人も増えてきます。健康に十分留意してお過ごしください。

2010年9月22日

2010年9月第3週

 感染症は全体的に少なく、特に流行している病気はありません。小児では感染性胃腸炎や咽頭結膜熱(プール熱)を代表としたアデノウイルス感染症、手足口病などが引き続き見られますが、多くはありません。
 気管支ぜんそくの発作を起こす方が少し増えてきました。かぜを契機に発作を起こすことが多いのですが、季節的に秋はぜんそく発作が出やすい時期です。ぜんそくのある方はひどくならないように、早めに治療を受けてください。
 暑さのせいか、紫外線や汗による皮膚のトラブル、とびひが引き続き見られます。
 運動会のシーズンです。まだまだ残暑が厳しく、熱中症に対する注意が必要です。睡眠と栄養を十分に摂って体調を整え、運動中も水分と塩分をこまめに補給することが大切です。

2010年9月15日

2010年9月第2週

 感染性胃腸炎が若干増加しています。気管支ぜんそくは減少傾向です。今週も成人の溶連菌感染症の報告がありました。
 小児では、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が微増しています。水痘(みずぼうそう)はやや減少、手足口病や他の疾患も減少しています。百日咳がわずかですが報告されています。
 今週も特に流行している皮膚疾患はありませんでした。虫さされの被害は相変わらず多いようです。
 花粉症は先週に比べ、鼻炎は増加、結膜炎は減少しています。流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
 9月に入ってからも暑い日が連続しますので、熱中症、日焼け、食中毒には引き続き注意しましょう。新学期が始まりましたので、子供さんの体調管理にも気をつけて下さい。

2010年9月8日

2010年8月第5週(9

 感染性胃腸炎が増加しています。暑さのためか気管支喘息は少なくなっています。成人においても溶連菌感染症の報告がありました。
 小児では、ヘルパンギーナ、手足口病、水痘(みずぼうそう)が見られますが、減少しています。他の疾患も減少傾向です。
 特に流行している皮膚疾患はありませんでした。虫刺されの患者さんが多く、特に、ムカデに噛まれた患者さんが連日来院されています。気温が高い日が続くためか、ダニ、蚊、ノミなどの被害も多いようです。
 花粉症は先週と比べ若干増加しています。
 流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
 連日、暑い日が続いています。熱中症に気をつけて、こまめに水分補給など心がけるようにしてください。また、室外で活動している方は木陰で休むなど適度な休息もしてください。

2010年8月29日

2010年8月第4週

 気管支喘息は前週と同程度、感染性胃腸炎は若干減少傾向です。成人で異型肺炎の報告がありました。
 小児ではヘルパンギーナ、手足口病、水痘(みずぼうそう)が見られていますが減少してきています。
 花粉症は減少していますが、エアコンの稼働などにより通年性アレルギー性鼻炎の増悪例が散見されています。部屋の換気や除湿、掃除をこまめに行ってください。
 気温が高いため、汗による皮膚疾患、伝染性膿痂疹(とびひ)などが増加しています。
 流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
 暑い日が続いていますので、水分を十分に取って、熱射病・脱水症にかからないように気をつけましょう。また食中毒を起こさないよう食物の管理には十分ご注意ください。

2010年8月22日

2010年8月第2週

 連日、暑い日がつづいています。病気のほうは、すっかり夏休み状態になっています。ヘルパンギーナ、手足口病、咽頭結膜熱(プール熱)などの夏かぜがみられていますが、7月にくらべてずっと減っています。夏かぜの胃腸炎で吐いたり下痢したりする方もいますが、こちらも多くありません。
 とびひ、あせも、ひやけなど夏に多い皮膚疾患の方が増えています。
 花粉症、気管支喘息などのアレルギー疾患も多くありません。
  松山市では、夏休みを小学生、中学生、高校生の方に麻しん・風しん予防接種を積極的にうけてもらう期間と定めています。松山市に住民票のある小学生、中学生、高校生の方で麻しん・風しん予防接種を2回していない方は無料で受けることができますので、最寄りの医療機関にお問い合わせください。

2010年8月8日

2010年8月第1週

 成人では気管支喘息や感染性胃腸炎が先週と同程度見られます。ヘルパンギーナの報告がありました。
 小児ではヘルパンギーナ、水痘(みずぼうそう)がやや多いですが、減少傾向です。手足口病、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症、感染性胃腸炎は減少しています。
 今週も特に流行している皮膚感染症はありません。引き続き、汗疹、虫刺症などの夏の皮膚病が多く見られます。
 花粉症による鼻炎は減少していますが、結膜炎は先週と同程度見られます。流行性結膜炎(はやりめ)は流行していません。
 暑さがきびしくなってきました、室内にいても熱中症が起こりやすく、死亡例も報告されています。換気に気をつけて、体に熱がこもらない様にしてください。水分摂取を心がけ、十分に休息をとりましょう。特に年配の方は「喉のかわき」を感じにくくなっていますので、時間を決めて水分を補給するようにしましょう。

2010年8月1日

2010年7月第5週

 成人では、気管支喘息と感染性胃腸炎が、先週と比較して減少しています。百日咳様疾患、溶連菌感染症、咽頭結膜熱(プール熱)の報告がありました。
 小児ではヘルパンギーナや手足口病が、やや多くみられますが、先週と比較して、増加傾向はありません。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症、咽頭結膜炎と水痘(みずぼうそう)はやや減少してきています。
アレルギー性鼻炎は減少していますが、アレルギー性結膜炎が少し増加しています。アレルギー性結膜炎のある方は、ゴーグルの使用などについて主治医に相談してください。
現在流行している皮膚疾患はありませんが、虫刺されやあせもや白癬などの夏の皮膚病が、多発しています。
 梅雨が終わり、急に暑くなってきました。毎日熱中症による死亡例も報道されています。室外では勿論、室内で活動する際にも、こまめに水分を摂取しましょう。

2010年7月29日

2010年7月第4週

 成人では気管支喘息と感染性胃腸炎が先週と同程度見られます。百日咳様疾患の報告がありました。
 小児では流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症、ヘルパンギーナは増加傾向ですが、手足口病と水痘(みずぼうそう)は減少してきています。
 花粉症は減少していますが、エアコンの稼働などにより通年性アレルギー性鼻炎の増悪例が散見されています。
 汗による皮膚疾患、伝染性膿痂疹(とびひ)など夏らしい皮膚疾患が増加しています。
 流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 天候が不順で、体調を崩しやすい季節です。規則正しい生活をして、体調の維持に努めてください。

2010年7月22日

2010年7月第3週

 小児を中心に手足口病が引き続きみられます。手洗い、排便の処理などを注意してください。
 ヘルパンギーナが増加、咽頭結膜熱(プール熱)もやや増加し、成人でも報告がありました。水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症は減少、感染性胃腸炎は横ばいです。
 皮膚科では、汗による皮膚のトラブル、毛虫皮膚炎や、虫さされが増えてきています。伝染性膿痂疹(とびひ)も増えてきました。肌を清潔に保ち、とびひと診断されたら、じくじくしたところはガーゼで覆い、感染を広げないようにしましょう。
 花粉症は減少しています。
  松山市では、夏休みを麻疹風疹予防接種(MRワクチン)強化期間にしています。定期接種となっている1歳児、年長児、中学1年生、高校3年生は夏休みを利用して接種してください。また、松山市に住民票のある小学校1年生から高校2年生は無料で2回目のMRワクチン接種を受けることができますので、早めに接種をすませましょう。

2010年7月15日