流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2016年12月第4週

成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告が増加し、インフルエンザの報告も少し増加しています。僅かに異型肺炎の報告があります。
小児では、感染性胃腸炎の報告がかなり多く、インフルエンザは先週と同程度です。松山市内の西地区で小児にインフルエンザが発生しています。

皮膚疾患では、特にはやっている皮膚感染症はありません。気温の低下に伴い、乾燥によるそう痒、しもやけで受診する方が増えています。

花粉症(鼻炎)は高い値を維持し、花粉症(結膜炎)は先週と同程度です。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。

子供たちは冬休みに入り、今年も残り僅かになりました。
忙しい時期ではありますが、楽しい年末年始が迎えられるように、体調管理には十分に気をつけましょう。

2016年12月28日

2016年12月第3週

インフルエンザは小児で先週と同程度ですが、成人では少し増加しています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は成人で先週と同程度ですが、小児では先週の1.5倍とかなり流行しています。気管支喘息の報告は横ばいです。

皮膚疾患では溶連菌感染症の報告がありました。

花粉症(鼻炎)は高い値を維持しており、花粉症(結膜炎)は少し増加しています。

強い寒気による急激な冷え込みで体調をくずした方が多いと思います。こたつでうたた寝するのを避けて、布団で十分な睡眠をとるようにしましょう。
また、寒い日でもお風呂の温度は42℃以下に設定しましょう。特に一番風呂は浴室内がまだ寒いので、熱い浴槽との温度差でヒートショックを起こす危険が高く、注意が必要です。

2016年12月21日

2016年12月第2週

成人、小児とも感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)・インフルエンザの報告が先週に比べて増加しています。
成人では、異型肺炎も増加しています。気管支ぜんそくの報告は横ばいです。

花粉症(鼻炎)は高い値を維持していますが、花粉症(結膜炎)は減少傾向です。特に流行っている皮膚感染症はありません。

松山市内において、小児では東・西・北地区でインフルエンザ発生の情報があります。
予防のために外出時のマスク、うがい、手洗いを心がけてください。また、インフルエンザワクチンは接種すれば絶対にかからないというものではありませんが、ある程度の発病を阻止する効果があり、かかったとしても重症化を阻止する効果があるとされています。
予防接種を予定されている方で接種がまだお済みでない方は、お早めにかかりつけの医療機関等にご相談ください。

2016年12月14日

2016年12月第1週

例年より早くインフルエンザの流行期に入り、県内でも徐々にA型インフルエンザが増加してきました。特に東予地区で多く、松山近郊でも見られています。その他、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)やマイコプラズマ肺炎が成人小児ともに見られ、小児ではRSウイルス感染症や手足口病も引き続き見られます。

花粉症(鼻炎)は多くなっています。
また皮膚の乾燥による皮膚トラブルが増えています。保湿剤などによるスキンケアをこまめに行ってください。

12月になり、いろんな行事で人ごみに行く機会が多くなります。感染症予防のため外出後のうがいや手洗いを行う、咳が出るときはマスクをするなどの咳エチケットを守る、暴飲暴食を避け体調を整える、予防接種を受けることなどを心がけてください。

2016年12月8日

2016年11月第5週

成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は、若干増加しています。異型肺炎やインフルエンザの報告も増加傾向です。
小児では、感染性胃腸炎・喘息の報告は先週に引き続き多く見られます。インフルエンザの報告が先週からまた少し増加し、例年より流行が早くなる可能性があり注意が必要です。

皮膚疾患で特にはやっている皮膚感染症はありません。手足口病は多くありませんが引き続きみられています。

花粉症(鼻炎)は、少し減少しましたが、依然多い状態です。その他の耳鼻科領域での流行性疾患は報告されていません。
花粉症(結膜炎)は、先週と同程度です。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。

11月24日に、愛媛県もインフルエンザの流行期に入ったと発表されました。
寒い日も増えてきました。温度差に気を配り、外から帰ったら、うがい・手洗いを励行しましょう。お部屋の乾燥にも注意しましょう。

2016年11月30日

2016年11月第4週

小児では、インフルエンザの報告が少し増加しており引き続き注意が必要です。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)・喘息の報告も先週に引き続き多く見られます。その他の感染症は少なくなっています。
成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎の報告は先週に引き続き横ばいです。異型肺炎や溶連菌感染症およびインフルエンザの報告もありました。

皮膚疾患では、特にはやっている皮膚感染症はありません。小児や高齢者の方で皮膚の乾燥を訴える人が増えてきました。

花粉症(鼻炎)は高い値を維持し、花粉症(結膜炎)は少し減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。

気温が下がり、暖房を使用することが増えてきました。暖房により更に乾燥しますので、加湿器を置くなどして、快適な環境作りを心掛けましょう。
インフルエンザの流行に備え、手洗いうがいも励行しましょう。

2016年11月24日

2016年11月第3週

小児でインフルエンザの報告がわずかにありました。今回、成人の報告はありませんが、県内各地でインフルエンザA型が散発しており、今後も注意が必要です。

成人の感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)と気管支喘息はやや減少していますが、異型肺炎は先週と同じ程度であり要注意です。
小児の感染性胃腸炎と喘息は前回に引き続き多く見られ、百日咳が若干増加しましたが、手足口病と異型肺炎は少し減少しています。

皮膚の乾燥を訴える人が増えてきました。
花粉症(鼻炎)は増加し高い値となっています。花粉症(結膜炎)も少し増加しています。

10月からインフルエンザワクチンの接種が始まっています。接種後、効果が出るまでに2週間ほどかかると言われています。例年12月後半くらいからインフルエンザが増加していますので、早めに接種しましょう。特に小児、高齢者、持病がある方は積極的に接種することをお勧めます。かかりつけの医師と相談してください。

2016年11月16日

2016年11月第2週

成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は、やや減少していますが、異型肺炎の報告が多くなっており、またインフルエンザの報告もわずかに見られます。
小児では、手足口病、異型肺炎、感染性胃腸炎、喘息の報告が先週に引き続き多く見られます。溶連菌感染症・咽頭結膜熱(プール熱)も多くはありませんが先週と同程度の報告が見られます。

花粉症(鼻炎)は少し増加し、やや高い値が続いています。花粉症(結膜炎)は、減少し少ない状態が続いていますが、流行性結膜炎(はやり目)の報告が見られます。
特に流行っている皮膚感染症はありません。

気温の低下とともに湿度も低下し、空気が乾燥してきました。乾燥は呼吸器系の感染症や喘息などを悪化させるばかりか、乾燥肌やアトピー性皮膚炎の悪化の原因にもなります。これからの季節、加湿器などを活用して適度な湿度を保つよう心がけましょう。

2016年11月10日

2016年11月第1週

小児では、手足口病の流行がみられます。通常のシーズンであれば、真夏に多い病気ですが、今シーズンは気候のためか、秋になってもみられています。発熱と手、足、ひざ、おしり、口の中に発疹がでる病気です。通常、1週間以内によくなります。気管支喘息、異型肺炎などが、せきの多い小児でみられています。異型肺炎は、マイコプラズマという細菌などが原因でおこります。せきが長引くときや高熱とせきがみられるときは近くの医療機関を受診してみてください。例年であれば、秋が深まるにつれて感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が流行しはじめますが、今シーズンは少ないようです。

成人でも気管支喘息、感染性胃腸炎がみられています。インフルエンザの報告がありました。インフルエンザの流行はこれからであろうと考えられます。インフルエンザワクチンを受けるには今が良い時期であると思います。

アレルギー疾患では、気管支喘息のほかにアレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎がみられています。

2016年11月4日

2016年10月第5週

成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいです。溶連菌感染症や異型肺炎の報告が多少あり、またインフルエンザの報告が1件ありました。
小児では、手足口病、溶連菌感染症、感染性胃腸炎の報告は横ばいですが、異型肺炎が再び増加してきました。咳が1~2週間続く場合は、医療機関を受診することをお勧めします。

皮膚疾患では、花粉で顔の湿疹が悪化する方が見られます。

花粉症(鼻炎)は前回に比べ増加しています。その他耳鼻科領域で流行性疾患は報告されてません。
花粉症(結膜炎)は先週と同程度です。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。

インフルエンザの予防接種が始まりましたので、接種を考えている方は早めにかかりつけ医に相談してください。
寒暖差が激しい日が続いていますので、体調管理には十分気をつけてください。

2016年10月27日