第1看護学科*1年生(第17期生)「精神看護学概論」
2023年7月21日(金)
カテゴリ:授業の様子
令和5年6月23日(金)
第1看護学科*1年生(第17期生) 「精神看護学概論」
この講義では、精神看護の役割・機能・現状を学びます。
精神障害と法制度について、専門の講師の先生から実技を交えた講義を受けました。
CVPPP「Comprehensive Violence Prebention and Protection Programme」
(包括的暴力防止プログラム)は、「パーソン・センタード・ケア」を理念に患者さん、職員双方の安全を守るために、「治療的な視点」で構成されている看護プログラムです。
医療現場では、誰もが暴力の当事者になり得るという現実をまず頭において、「被害者も加害者もつくらない」ことが必要です。
病気のせいで攻撃的になってしまう患者さんを加害者にさせないために、正しい知識と技術を身に付け、看護者が被害者にならないようにするにはどうしたらいいのかを教えていただきました。
パーソナルスペースを確保する(患者さんと適切な距離をとる)、緊急時の離脱方法(患者さんから暴力を受けそうになってしまった時に、傷つけずにどう対処するか)など、みんなで考えながら、身体を実際に動かしながら学びました。
学生同士でペアになり実技を行ってみました。
「意外と難しい」「小さな力で、相手を傷つけずケアできる」「体格差があっても対応できる」など、様々な反応を見せながら、体験講義に取り組みました。
この科目は、精神看護学の基礎となる科目です。
ストレスの多い現代社会の中で人々が抱えた精神の問題に対応できるよう、精神の健康と保持・増進に向けた精神保健についての基礎的知識と精神看護の役割について学びましょう。
松山看護専門学校では、医療の現場で実際に患者さんと接してらっしゃる先生から、こうして直接講義を受けることのできる機会を多く設けています。
(CVPPPは「パーソン・センタード・ケア」を理念に、患者さん、職員双方の安全を守るためのプログラムです)