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第1看護学科*2年生(第16期生)「地域・在宅看護論Ⅱ」

2023年11月7日(火)

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令和5年10月11日(水)
第1看護学科*2年生(第16期生)「地域・在宅看護論Ⅱ」

 

地域・在宅看護論Ⅱ(訪問看護技術)の第3回、「食・栄養」という主題で、訪問看護ステーション松山市医師会の訪問看護師 定松ルリ子氏に講義をしていただきました。定松看護師は、摂食嚥下障害看護 認定看護師の資格を取得されています。

 

まず、嚥下に関する器官の解剖や動画による嚥下のしくみについての説明がありました。そして、学生は実際に水分を飲み、ストローでの嚥下を体験することで、普段何気なく使っている舌の動きを再確認していました。

 次に、スプーンを使って嚥下困難者用食品(エンゲリード®)を食べてみました。

 

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その後の講義では、実際に訪問した事例を紹介してくださいました。利用者のニーズを叶えるためにホームヘルパーと連携した事例、利用者の生活スタイルに合わせて、朝飲んでいるコーヒーの中に、ミルクや蜂蜜を入れるよう助言して嚥下しやすくしたこと、食パンに斜めの切れ目を入れて食べやすくしたこと等細やかな配慮が紹介されました。
 授業を受けた2年生から、利用者の意思を尊重して生活スタイルは維持したままで、工夫する在宅看護の視点をとらえた感想がありました。以下紹介します。

 

• 普段あまり意識していない嚥下の仕組みを動画付きで教えてもらってわかりやすかった。
• ゼリーを自分で食べてみることで、食べ物が咽頭から食道へ送られる感覚がわかった。
• トーストとコーヒーという朝食に、はちみつや牛乳を入れる、トーストの切り方を工夫する、ジャムをぬって食べやすくするお話がとても印象的でした。
• 食べ物は形状だけでなく、お皿の色とのコントラストを考えることを初めて知った。

 

最後に、「摂食嚥下障害に対するアプローチは、想像力、臨床判断力、技術力が求められます。看護師の確かな目(観察力)と変化を感じ取れる感性を大切に」という定松看護師のメッセージを受け取りました。

 

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