令和3年12月2日（木）

第1看護学科2年生（第14期生）が在宅看護論Ⅱ（在宅看護技術）の講義で、「訪問先で洗髪を行う」ことについて学びました。

専用の洗髪器具のない個人の家庭を訪問した時にも、身の回りにあるものを使って安全・安楽に看護技術を提供できるようにすることが、今回の学習目標です。

まずは授業で洗髪用具の「ケリーパッド」を手作りするところから始めました。
どの家庭にもある、バスタオル・ゴミ袋・新聞紙・洗濯バサミを使って、手作りのケリーパッドを作ります。
水が溢れないように、首が痛くならないように、きちんと排水できるように等、グループで話し合い工夫しながら作成しました。

演習授業では、作成したケリーパッドを使って実際に洗髪を行ってみました。
周囲が濡れないようにレジャーシートを身体の下に敷いたり、お湯の温度に気を付けたり、対象に声をかけながら行いました。

どのグループも、作成したケリーパッドを使って、声かけもしっかり行い、上手に洗髪を行っていました。対象者の状況に配慮したケアも行えていました。

病院のように専用の道具がなくても、工夫して看護を提供できることを学びました。
看護の現場に出た時には、この経験を活かして活躍してほしいです。